出版社内容情報
20世紀の悪名高き独裁者は、人類の歴史にどのような影響をあたえたのか。信頼できる資料をもとに歴史研究家、知識人、ジャーナリストが24人の実像に迫る。デュヴァリエ家/カストロ/モブツ/カダフィ/ホーネッカー/ピノチェト/ポル・ポト/ホメイニ/サッダーム・フセイン/アサド父子 解説付独裁者年表/参考文献/執筆者一覧
内容説明
絶対主義の絶対的な形態である20世紀の独裁は、無慈悲で残忍な指揮者たちが奏でるオーケストラであった。彼らはいずれも、独自の刻印が真っ赤な焼き鏝で押された政治体制のなかで第一人者を演じた。彼らのプロフィールと性格には違いがある―正反対のことも多い―が、恐怖の日常化を手段とする権力への渇望、周囲の人間に向ける猜疑心を全員が共有し、人間の命だけでなく、あらゆる形の自由になんらの価値も認めない点でも同類であった。
目次
デュヴァリエ―ハイチは最悪の一族の誘惑に勝てるのか
フィデル・カストロ―権力への執着
ジョゼフ=デジレ・モブツ―ザイールのプレデター
ムアンマル・アル=カダフィ―ベドウィンの難破
エーリヒ・ホーネッカー―ドイツ民主共和国の偉大なる舵とり
アウグスト・ピノチェト―リベラルな暴君
ポル・ポト―流血のカンボジア
ホメイニー―神に仕えて
サッダーム・フセイン―バグダードのごろつき
アサド―父から子へ
著者等紹介
ゲズ,オリヴィエ[ゲズ,オリヴィエ] [Guez,Olivier]
歴史研究者、著述家、ジャーナリスト。最新作の『ヨーゼフ・メンゲレの失踪』(グラセ社、2017年)はルノドー賞を獲得した
神田順子[カンダジュンコ]
フランス語通訳・翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業
田辺希久子[タナベキクコ]
青山学院大学大学院国際政治経済研究科修了。翻訳家
村上尚子[ムラカミナオコ]
フランス語翻訳家、司書。東京大学教養学部教養学科フランス分科卒
松尾真奈美[マツオマナミ]
大阪大学文学部文学科仏文学専攻卒業。神戸女学院大学大学院文学研究科英文学専攻(通訳翻訳コース)修了。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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