出版社内容情報
20世紀の悪名高き独裁者は、人類の歴史にどのような影響をあたえたのか。信頼できる資料をもとに歴史研究家、知識人、ジャーナリストが24人の実像に迫る。レーニン/ムッソリーニ/スターリン/ヒトラー/フランコ/ペタン/東條英樹/ティトー/三人の金/毛沢東/ホッジャ/ストロエスネル
内容説明
本書は、20世紀の独裁を理解するうえで有益な人物を選んで彼らの肖像を描く初めての試みである。有名な独裁者に知名度が低いもしくは忘れさられた独裁者をまじえ、二〇数名を描いた内容の濃い肖像であり、徹底的な調査に裏づけられた語りのおもしろさを特徴とする。筆をふるったのは、今日のジャーナリストおよび歴史研究者のうちからオリヴィエ・ゲズが選りすぐったライターである。こうして編者となったゲズ自身は、格調高い序文を執筆した。
目次
レーニン―全体主義の予言者
ムッソリーニ―赤から黒に
スターリン―「現代のレーニン」―スターリンはどのようにしてスターリンとなったのか
アドルフ・ヒトラー―ドイツのデーモン
フランコ―不沈の独裁者
フィリップ・ペタン―独裁者とは命令する者である
東條英機―独裁者?それともスケープゴート?
ティトー―あるいは大いなるこけおどし
三代の金―金日成、金正日、金正恩の国
毛沢東―狂気の暴君
エンヴェル・ホッジャ―最後のスターリン主義者
アルフレド・ストロエスネル―自給自足体制の家父長
著者等紹介
ゲズ,オリヴィエ[ゲズ,オリヴィエ] [Guez,Olivier]
歴史研究者、著述家、ジャーナリスト。最新作の『ヨーゼフ・メンゲレの失踪』(グラセ社、2017年)はルノドー賞を獲得した
神田順子[カンダジュンコ]
フランス語通訳・翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業
清水珠代[シミズタマヨ]
上智大学文学部フランス文学科卒業
松尾真奈美[マツオマナミ]
大阪大学文学部文学科仏文学専攻卒業。神戸女学院大学大学院文学研究科英文学専攻(通訳翻訳コース)修了。翻訳家
濱田英作[ハマダエイサク]
国士舘大学21世紀アジア学部教授。早稲田大学大学院文学研究科東洋史専攻博士課程単位取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Isamash
ジャズクラ本
K.C.
おかつ
卓袱