出版社内容情報
トールキンからニール・ゲイマン、『ゲーム・オブ・スローンズ』など、数々の名作の宝庫たる北欧神話。そのファンタジックで豊穣な世界を、美しいカラー図版とともに紹介。歴史との比較も興味深い、見て読んで楽しい必携本!
内容説明
世界の創造に始まり、愛と裏切り、過酷で荘厳な神々の戦い…。トールキンなど多くの作家、芸術家も魅せられたファンタジックで豊穣な北欧神話の世界を200点あまりの美しいフルカラー図版とともに。
目次
世界の創造
9つの世界
北欧神話の神々
巨人族
怪物と超自然的存在
シグルズとヴォルスングの一族
民間伝承の英雄とトリックスター
北大西洋の探検
東方と南方への遠征
北方の王たち
終末の戦い
伝承と解釈
著者等紹介
バーケット,トム[バーケット,トム] [Birkett,Tom]
リーズ大学およびオスロ大学卒、オックスフォード大学で中世文学の博士号を取得。古英語や古ノルド語の詩をはじめ、ヴァイキングの歴史や遺産研究チームを主導したほか、数々のプロジェクトを指導。現在はアイルランド国立大学のユニバーシティー・カレッジ・コーク(UCC)で古英語および古ノルド語の講師
井上廣美[イノウエヒロミ]
翻訳家。名古屋大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夏
15
世界の成り立ち、北欧神話の神々、巨人や怪物、英雄譚などのフィクションに加えて、ヴァイキングや北方の王たちの歴史も語られている。北欧神話ではこの世界は巨人の体から創造されていて、某マンガ(アニメ)はこれをモチーフにしたのかなと思った。他にも北欧神話をベースにしている漫画やアニメは多いと思うから、それらが好きな人にはおすすめ。深く語られているわけではないが、興味の入口としては良書なのではないだろうか。挿絵も興味深かった。★★★☆☆2021/03/07
ルナティック
3
ン十年ほど遠ざかっていた神話本を読み直そうと手に取った本。イラストや絵画が綺麗で、楽しく読めました。英雄話も豊富。また北欧神話が後世に与えた影響など、フムフムと新たな知識も得られたし。でもやはり神話部分が大好きだわ。運命は決まっている。神々でも運命に従うしかない。北欧神話が大好きなのは、コレがあるから。エッダ読むともっと楽しめるよ~。2020/08/24
氷柱
2
616作目。8月30日から。北欧神話に初めて触れた。北欧神話の作品は意外と少ない。最寄りの図書館のまともな作品はこの作品の他にもう一作が蔵書されているのみであった。強い神とことあるごとに虐げられる巨人の殺伐としたストーリーが繰り広げられ、終盤でその後の人間界について述べられて、ラストで神の一族と巨人族の最終決戦が描かれる。その後の人間界の話を途中で挟んだ点がよくわからなかった。内容としては非常にボリューミーだが初見の単語が多かったので今後も同系統の作品を読み続けて行く必要がある。2020/09/06
しゅう
0
オーディンやトールやロキ等といった神々の話でなく、英雄の事がたくさん書かれているのが嬉しかった。 特にシグルズの竜殺しの伝説が詳しく書かれていて良かった。 2022/07/03
をとめ
0
図書館2020/07/10