出版社内容情報
シリア、イエメン、イラク、イスラエルなどで生じている、中東の紛争で危険にさらされているのは、国家、人々、市民社会の運命であり、ときには、ばらばらに引き裂かれることもある。地域の安定を取りもどしたいと願うなら、暴力の原因を理解しなければならない。
内容説明
今の中東が一目瞭然でわかるアトラス!120以上の地図とグラフで、トルコからイエメンまでおよぶ中東地域で起こっている、さまざまな暴力の原因が明らかにされる。
目次
はじめに 暴力の根底にあるもの
歴史を受け継いだ者と受け継げなかった者(第1次世界大戦前夜のオスマン帝国;1915‐1923年、ジェノサイド、民族浄化、住民交換;諸民族の願望と帝国主義のロジック ほか)
イデオロギーと政治の漂流状態(共和制と君主制―独裁のふたつ;金権政治による経済的暴力;対照的な革命的騒乱 ほか)
戦争の構図(国家間の戦争から非対称戦争へ;軍事用原子力―もうひとつの非対称;国連の無力、アメリカの遍在 ほか)
おわりに 無益な1世紀だったのか?
著者等紹介
ブラン,ピエール[ブラン,ピエール] [Blanc,Pierre]
ボルドー政治学院とボルドー国立農業技術大学校の地政学教育研究員。「コンフリュアンス・メディテラネ(Confluences M´editerran´ee)」誌の編集長でもある
シャニョロー,ジャン=ポール[シャニョロー,ジャンポール] [Chagnollaud,Jean‐Paul]
複数の大学の名誉教授で、現在は非営利の公益団体「地中海・中東研究所」(iReMMO)の所長をつとめている
太田佐絵子[オオタサエコ]
早稲田大学第一文学部フランス文学科卒
ルヴァスール,クレール[ルヴァスール,クレール] [Levasseur,Claire]
フリーのカルトグラファー。オトルマン社の著作に定期的に協力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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