世界香水ガイド〈３〉★１２０８―「匂いの帝王」が五つ星で評価する

トゥリン，ルカ〈Ｔｕｒｉｎ，Ｌｕｃａ〉/サンチェス，タニア【著】〈Ｓａｎｃｈｅｚ，Ｔａｎｉａ〉/秋谷 温美【訳】

原書房（2019/10発売）

• サイズ A5判／ページ数 350p／高さ 22cm
• 商品コード 9784562056927
• NDC分類 576.72
• Cコード C0098

出版社内容情報

「匂いの帝王」によるウィットと愛情に富んだ香水ガイドが10年ぶりに復活！　世界的ブランドの香水のみならず、香水の世界に新たな風をもたらし、現在も変化を続けているニッチブランドや独立系香水までをも網羅している。

内容説明

「匂いの帝王」らによるウィットと愛情に富んだ香水ガイドが１０年ぶりに復活！近年、大きな変化をむかえ、現在も変わり続けている香水業界。それを映すかのように多数の新作香水が誕生している。世界的名ブランド、ニッチブランド、独立系香水、それぞれが工夫をこらして作り上げた香水を、厖大な知識と経験に基づきレビュー。広がり続ける香水の世界を歩くための道しるべとなるだろう。

目次

あれから１０年
香りの現代史１９１８‐２０１８
よくある質問、たまにある質問
香水レビュー（アルファベット順）
ＴＯＰ　１０　ＬＩＳＴＳ
用語集

著者等紹介

トゥリン，ルカ［トゥリン，ルカ］ ［Ｔｕｒｉｎ，Ｌｕｃａ］
１９５３年レバノンに生まれる。フランス、イタリア、イギリスで教育を受け育つ。ロンドン大学で生物物理学と生理学のＰｈ．Ｄを取得した嗅覚研究者。南仏の国立研究センター勤務当時に香水収集をはじめた。生い立ちと匂いのメカニズムの研究についてがチャンドラー・バール『匂いの帝王』で紹介され、英国ＢＢＣではドキュメンタリー番組が作られた

サンチェス，タニア［サンチェス，タニア］ ［Ｓａｎｃｈｅｚ，Ｔａｎｉａ］
詩、小説、エッセイの著者であり、熱烈な香水コレクター（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[高宮朱雀]

自分の持つ香水の評価や好きなブランドを探して見たが、残念ながら載っていない物の方が多い印象。既に廃盤になっているのか、著者達の嗜好から外れているのか判断が難しい。 10年振りの刊行という事だが、前作の二冊よりも厚みがない割には知らない銘柄の掲載が増えていた。日本には入荷されていない物も多いはずなので、この一種悪意に満ちた評価で香りを想像するしかないが、ここまで酷評する必要があるのかと甚だ疑問を覚える。調香師としてのこだわりも大切だが、リアルタイムで求められているポイントを無視し気味な観が否めない。

2022/02/09

[しろきいろ]

図書館。こういう香水本が読みたかった〜！香水欲しいな…てなったときネットのレビューとか調べるのですが、時折お見かけするかなりの手練による書きかけの私小説の一節のような個性的な感想…あれをたくさん読みたい方にめちゃくちゃおすすめです。評価の低いものに対してはこの上なく辛辣でもありますが。Ⅲから手にしてしまったけどほとんど知らないお品なので往年の名品を多く扱ってるらしきⅡの方を次は読みたいと思います。

2019/12/20

[由香]

世界香水ガイド。第３弾。相変わらず辛口コメントが面白い。自分の愛用してるブランドをチェックしてあとは気になった香水を調べました。

2020/02/18

[プル]

そうねぇ…試香してから一晩香りと付き合って、この本読むと…くすっと笑えたり、ふむふむってなったり。そういう使い方かなぁ。

2024/10/17

[おかだん]

柄にもなく香水が好きだ。服はリサイクルショップとかで¥300でも気に入れば何年も着れる。でも香水は欲しい！一滴で世界が変わる瞬間を何度も体験した。学者で香りのスペシャリストのルカと、パートナーのタニアによる新しい香りのガイド。でも、香水に興味ない人でも、店で見かけたら是非拾い読みして欲しい。四つ星、五つ星に寄せる叙事詩の如くな美文。反して極辛口にも凄いユーモアが有り、吹き出す事請け合い。「黒板にチョークを当てて、キー！と鳴らした感じ」これを書かれたブランドは泣き崩れるしか無い。

2020/09/21