出版社内容情報
古代世界からアジア、ヨーロッパに広がる各地のドラゴン伝説や神話、伝承をイラストとともにわかりやすくまとめ、さらにトールキンなどのファンタジー世界や現代のゲームにいたるまで網羅した「ドラゴン本」の決定版!
内容説明
荘厳で美しく、神であり悪魔でもある。その起源から世界各地に残る神話や伝承をイラストとともにわかりやすく紹介。さらにトールキンなどのファンタジー世界や現代の映像・ゲームにいたるまで網羅した必携版!
目次
1 普遍的なシンボル(起源とインスピレーション;創造性の広がり)
2 各地の文化に伝わるドラゴン神話(古代のドラゴン;東アジアのドラゴン;インドおよび南アジアのドラゴン;ヨーロッパのドラゴン;そのほかの文化のドラゴン)
3 ポップカルチャーのなかのドラゴン(小説のなかのドラゴン;映画のなかのドラゴン;ゲームのなかのドラゴン)
著者等紹介
ナイルズ,ダグラス[ナイルズ,ダグラス] [Niles,Douglas]
1954年、アメリカ生まれ。作家。ウィスコンシン大学マディソン校出身。50作を超える小説をはじめ、ノンフィクションの書籍や記事などを幅広く執筆。冒険ファンタジーの作者としてよく知られるが、軍事史やSFの分野でも多数の著書がある
高尾菜つこ[タカオナツコ]
1973年生まれ。翻訳家。南山大学外国語学部英米科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
48
ドラゴンのファンブック。古今東西のドラゴンを地域別に集めその原型を物語の中に探す。多くの種類をあげるためひとつひとつの説明は軽い。取り上げられた物語にも偏りがある気がする。[Part1:普遍的なシンボル]起源[Part2:各地の文化に伝わるドラゴン神話]古代ドラゴン、東アジアのドラゴン、インドおよび南アジアのドラゴン、ヨーロッパのドラゴン、そのほかの文化のドラゴン[Part3:ポップカルチャーのなかのドラゴン]小説のなかのドラゴン、映画のなかのドラゴン、ゲームのなかのドラゴン。巻末に索引あり▽2020/01/31
更紗蝦
26
ボルヘスの『幻獣辞典』をドラゴンに特化したような感じの本ですが、映画やゲームなどからもネタを引っ張ってきており、ポップカルチャーの視点も加わっているのが特徴的です。微妙に古臭さのある特撮ファンタジー映画が好きな自分としては、『シンドバッド七回目の航海』と『ドラゴンスレイヤー』が紹介されているのは嬉しい限りです。日本で似たコンセプトの本を出すと、ライターのオタク気質が出過ぎて鼻についたり、一次文献を読んでいないのがバレバレだったりすることがありますが、その類いの安易さは感じない安定した面白さのある本でした。2019/10/07
Book Lover Mr.Garakuta
11
【図書館】【速読】:じっくり読みたい本。蔵書に加えたい。2022/05/21
大島ちかり
10
もっとドラゴンの登場にわくわくすると思ったが、教科書だけあって、さらっと。あまり心に残らず、再読もしないと思う。挿絵は全てかっこいい。 ドラゴンの出てくる本はチェックした。2025/03/11
翔(かける)
10
良くも悪くも西洋出身の著者が執筆したという印象。出典元が確認できない日本の話が収録されていたり(編集注として記載あり)、期待値に対して不完全燃焼だった。「ドラゴンは悪の象徴であり退治するもの」という視座がベースにあるので、私とは相容れなかったかな…。2025/01/04
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