世界毒草百科図鑑

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  • サイズ A4判/ページ数 224p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784562055838
  • NDC分類 471.9
  • Cコード C0045

出版社内容情報

様々な植物の持つ毒をキュー王立植物園出身の専門家がエピソードを交えながら詳細な図版とともにわかりやすく紹介。心臓に作用する毒、脳を破壊し、筋肉を攻撃する毒。様々な植物の持つ毒をキュー王立植物園出身の専門家がエピソードを交えながら詳細な図版とともにわかりやすく紹介。また毒を薬に用いるための方法など、「毒の使い方」まで言及した一冊。

エリザベス・A・ダウンシー[エリザベスエーダウンシー]
著・文・その他

ソニー・ラーション[ソニーラーション]
著・文・その他

船山 信次[フナヤマシンジ]
監修

柴田 譲治[シバタジョウジ]
翻訳

内容説明

毒成分の人への効能から歴史的背景まで、わかりやすいコラムも交えて紹介したヴィジュアル百科。用語集、索引も付録。

目次

第1章 なぜ植物に毒があるのか
第2章 標的となる部位
第3章 心臓への作用
第4章 脳を破壊する
第5章 筋肉を攻撃する
第6章 チクチクする痛みから
第7章 あなどれない下痢
第8章 臓器不全
第9章 細胞毒
第10章 敵を味方に

著者等紹介

ダウンシー,エリザベス・A.[ダウンシー,エリザベスA.] [Dauncey,Elizabeth A.]
植物分類学博士。「ガイズ・アンド・聖トマス病院NHSトラスト」の中毒情報部において、中毒患者に対応するための有毒植物及び菌類の同定システム研究などキュー王立植物園との共同研究に長年携わる。2012年からキュー薬草名サービスで活躍

ラーション,ソニー[ラーション,ソニー] [Larsson,Sonny]
薬理学で博士号を取得。スウェーデンのウプサラ大学とルレオ工科大学で薬理学准教授を経て、デンマークの自然史博物館で植物の化学的性質の進化を研究、2013年からスウェーデン毒物情報センターで、植物による中毒や植物薬、栄養補助食品について研究

船山信次[フナヤマシンジ]
1951年、仙台市生まれ。東北大学薬学部卒業、東北大学大学院薬学研究科博士課程修了、薬剤師・薬学博士。イリノイ大学薬学部留学、北里研究所微生物薬品化学部室長補佐、東北大学薬学部専任講師、青森大学工学部教授、弘前大学客員教授(兼任)、などを経て現職。日本薬科大学薬用植物園長・同漢方資料館長、専攻は天然物化学で、主に毒草や薬草に含まれる有用物質や有毒物質の化学研究をしている。また、北里研究所勤務時代は抗生物質の探索研究にも従事した。日本薬史学会常任理事であり、日本薬史学会2017年会(埼玉)の年会長も務めた

柴田譲治[シバタジョウジ]
1957年神奈川県生まれ。翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NATOMI_novel

1
化学式については理解しきれないところもあるが、写真も多くその毒草にまつわる逸話、事件、民族の風習なども沢山掲載されていて読み物としても楽しい。装丁も綺麗。2021/10/28

千代

0
ところどころタイトルやコラムが面白い。化学構造や難しいことは分からないけど、毒成分の働く場所や仕組みごとに紹介されているので何となく分かった気になったり…。最後の章『敵を味方に』では毒草を薬草として利用される例も紹介。思っていた図鑑とは違っていたけど面白かった。「あらゆるものは毒であり、毒のないものは存在しない。毒性を消すのはその用量のみ」パラケルスス。2022/05/07

文月優

0
パラパラと見て図や解説が詳しそうで、さらに体系的に毒草についてまとまっていたので購入。生来人を殺す毒植物の有用性には興味がなく、人を生かす為に毒植物をどう有用なものに転換するか、ということに興味があった。また毒植物の成分がどう生体に影響するかの流れにも興味があり、本書はそれを良く説明できていたように思う。主要な植物の化学構造も載せてあり、私のような浅学の者にも理解できるレベルで書かれていてとても嬉しかった。長い歴史を通じて生物に食べられないように化学的機構を発達させてきた植物には無限の可能性と魅力がある。2019/02/08

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