出版社内容情報
「おいしい」とはなんだろう?風味と脳/遺伝/食欲/料理…最新の研究でわかってきた不思議で魅力的な風味の世界を平易に解説。なぜおいしいの?
どうしてまずいの?
「おいしい」とはなんだろう?
人は味覚と嗅覚だけでなく触覚、聴覚、視覚、それに痛覚他も総動員して「風味」を感じている。
風味と脳/遺伝/化学技術/調理法……最新の研究でわかってきた不思議で魅力的な風味の世界。謎だらけの「風味」を進化生物学者が徹底解剖!
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◆序章より
実際のところ、風味は味覚や嗅覚にとどまらず、もっと多次元なものである。
五感のどれもが――味覚、嗅覚、触覚、聴覚、そして視覚さえも――風味に大きくかかわっている。
風味とは食物を口にしたときに感じるものの総体なのだ、と理解することがいちばんだろう。
そこから、驚くほどの発見が次々と生まれる。
最近まで、風味の科学を扱った本はずっと短く、内容もかぎられていた。
ところがここ数年のあいだに科学界はすばらしい飛躍を遂げ、
食物そのものから認知領域、食行動まで、細部の理解を深めてきた。
現在、新発見の相次ぐ、もっとも刺激的な研究分野のひとつが風味の科学だといっても、誇張でもなんでもない。
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ボブ・ホルムズ[ボブホルムズ]
著・文・その他
堤 理華[ツツミリカ]
翻訳
内容説明
なぜおいしいの?どうしてまずいの?「おいしい」とはなんだろう?人は味覚と嗅覚だけでなく触覚、聴覚、視覚、それに痛覚他も総動員して「風味」を感じている。風味と脳/遺伝/化学技術/調理法…最新の研究でわかってきた不思議で魅力的な風味の世界。謎だらけの「風味」を進化生物学者が徹底解剖!
目次
序章
第1章 ブロッコリーとトニック―味覚
第2章 ボトルから飲むビール―嗅覚
第3章 「痛い」はおいしい―痛覚・触覚
第4章 脳とワイン―聴覚・視覚・思考
第5章 飢えを満たす―栄養・遺伝・学習
第6章 「イグアナ味」の可能性―フレーバー産業
第7章 極上のトマト―農業
第8章 ヒトとコンピュータ―調理法
終章 風味の未来
著者等紹介
ホルムズ,ボブ[ホルムズ,ボブ] [Holmes,Bob]
アリゾナ大学で進化生物学の博士号を取得。サイエンスライターとして約20年間『New Scientist』誌に寄稿し、これまでに800以上の記事を執筆。カリフォルニア大学のサイエンスライティング講座で数年間教鞭を取る。スローフード・カナダのメンバーとして地元支部の味覚教育活動に従事するかたわら、カナダ南西部のバンクーバー島で科学ジャーナリズムを教えている。自身も熱心な料理愛好家。妻と愛犬と共にカナダのアルバータ州エドモントンに在住。『風味は不思議―多感覚と「おいしい」の科学』が初の著作
堤理華[ツツミリカ]
神奈川県生まれ。金沢医科大学卒業。麻酔科医、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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