プーチンの国―ある地方都市に暮らす人々の記録

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プーチンの国―ある地方都市に暮らす人々の記録

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562054190
  • NDC分類 302.38
  • Cコード C0098

出版社内容情報

プーチン以後、庶民の生活はいかに変貌したか。あえてモスクワを避け地方都市を20年間定点観測。一般住民は勿論、ムスリム、同性愛者、兵士、人権活動家他に取材、ロシアの「今」を人々の暮らしから描いた女性特派員の労作!

内容説明

ロシア人は言う―モスクワは真のロシアではない。その言葉通り、ベテラン女性ジャーナリストがあえて地方都市を20年間定点観測。一般住民はもちろん、ムスリム、LGBT、兵士、人権活動家他にも取材、ロシアの「今」を普通の人々の暮らしから描く。核施設爆発事故が起きた「閉鎖都市」の実態も報告。“地方”から見るロシアの本当の姿。

目次

カオス
安定
アイデンティティ
タクシー運転手コーリャ
LBGTの人生
ロシアの家族問題
頑固な親たち
奮闘する医師たち
薬物依存者とHIV感染者
校舎と兵舎
信仰を持つ者
ムスリムのコミュニティ
人権活動家ニコライ・シュール
法医学者アレクサンドル・ヴラソフ
言論の自由
核の悪夢
景色を変える
レッドライン

著者等紹介

ギャレルズ,アン[ギャレルズ,アン] [Garrels,Anne]
アメリカのジャーナリスト。外国特派員。作家。1951年マサチューセッツ州生まれ。72年にハーバード大学ラドクリフ女子大学卒業後、ABC(アメリカを代表する放送局)に入社。モスクワ支局長、中央アメリカ支局長等を歴任。88年、NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)入社。チェチェン、ボスニア、コソボ、アフガニスタン、パキスタン、イスラエル、イラク等を取材。2012年にNPRを退社後はフリー。2003年、国際女性メディア財団「勇気ある報道賞」受賞

築地誠子[ツキジセイコ]
翻訳家。東京都出身。東京外国語大学ロシア語科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

17
ロシアのチェリャビンスクと言えば、閉鎖都市で生きる人達を描いたドキュメンタリーフィルム「City40」を思い出す。著者は同州を20年間定点観測し、地方都市で暮らす人々の視点からロシアの抱える問題点を炙り出している。汚職が蔓延り連邦政府からの締め付けが厳しくも、それでもプーチンへの支持はそれなりに多い。クリミア併合に対する西側諸国の経済制裁が、プーチンを中心にロシア人の結束に繋がった、ロシア人のアイデンティティも絡めたプーチンのレトリックが巧妙な面もあるが、それだけではなさそう。大統領選の得票率は如何に。2018/02/17

紅咲文庫

12
著者はアメリカのジャーナリスト。1970年半ばからモスクワに赴任し、1982年にはソ連から強制出国させられ、1991年のロシア連邦誕生後再びロシアへ入国。経済や文化の中心であるモスクワではなく、連邦崩壊の余波を受けているはずの地方都市を定点観察しようと、1993年から2015年までチェリャビンスク州を取材した。ソ連崩壊後の混乱、職も貯金も失った人々の暮らし、賄賂を要求する役人、ほんの数年存在した報道の自由、その後きつくなっていく報道統制。西側諸国の経済制裁と政府の言いなりになるテレビ報道は、ロシア国民→2022/07/03

sakadonohito

10
チェリャビンスクという地で取材を続けた元特派員の著作。「モスクワは真のロシアではない」の意味がよく分かる。ロシアは腐敗・汚職とディストピアの悪いとこ取りした国という印象を強くした。石油資源が豊富なことを除けば全てが終わってる国なのでは?2023/12/13

ミムロ犬

6
今年読んできたブレイディみかこを始め、アメリカや中国の“地べた系”ルポは、それを読んでいると「もっと政治の手が行き届いてくれれば…」という悲しみと怒りこもごもの感情が湧いてくるが、本書の場合は圧倒的なプーチン成分と政治腐敗によってそんな甘ったれた気持ちは刈り取られる。頁を捲れど捲れど、「まあプーチンの采配しだいなんだけどな!」という声が行間から聞こえてくる。それはさておき、本書はロシアの外国からの「表玄関」に過ぎないモスクワではなく、地方都市の政治と暮らしの実態に迫るという意味でこの国のリアルが見られる。2017/12/12

ソウ

5
秀作。現地(チェリャビンスクという一地方都市に絞って「モスクワは真のロシアではない」)に何度も赴き現地の人に取材を重ねた、米国人女性ジャーナリストが著したロシアルポ。ソ連時代から、グラスノスチ、崩壊、急激な西側化による混乱、プーチン登場、石油高騰による再興、強権・保守化、クリミア併合、石油暴落による経済停滞、現在まで。政治・経済・宗教・医療・核・汚職等色々な題材を描いています。2017/12/14

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