出版社内容情報
「旗」で世界を知る。「旗」に表現された様々な意味――国民性や価値観、歴史と地政学的条件を紹介していく。「旗」で世界を知る。ベストセラー『恐怖の地政学』の著者が、「旗」に表現された様々な意味――国民性や価値観、歴史と地政学的条件を紹介していく。そしてなぜ私たちは「旗」にこれほど愛着を覚えるのかを明らかにする。
ティム・マーシャル[ティムマーシャル]
田口未和[タグチミワ]
内容説明
歴史、政治、民族性、地理特性…「国旗」には全てが記されている。ベストセラー『恐怖の地政学』の著者による「国旗の地政学」。統合の象徴である「国旗」に表現された様々な意味と願望を読み解き、現代社会に重ね合わせていくと、世界の骨組みが見えてくる。なぜ人々は「国旗」にこれほど愛着を覚えるのか。
目次
第1章 星条旗
第2章 ユニオンジャック
第3章 十字と十字軍
第4章 アラビアの色
第5章 恐怖の旗
第6章 エデンの東
第7章 自由の旗
第8章 革命の旗
第9章 よい旗、悪い旗、醜い旗
著者等紹介
マーシャル,ティム[マーシャル,ティム] [Marshall,Tim]
1959年、イギリス生まれ。コソヴォ紛争やアフガニスタン侵攻、アラブの春など国際情勢の最前線を現地取材してきたジャーナリスト、ブロードキャスター
田口未和[タグチミワ]
上智大学外国語学部卒。新聞社勤務を経て翻訳業に就く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クロモジ
5
国旗の説明と言えば、色の意味がほとんどで味気無さを感じる。この本では、国の歴史とともに、国旗の歴史が書かれており、とても興味深かった。丁寧に調べられていると思う。特にイギリスが印象的だった。EU離脱による、独立問題。日本から見れば一つの国だが、実際は連合王国。サッカーの例が挙げられていて、分かりやすかった。もっと、ジックリと読みたかった。次回に。2017/06/05
トッシー7
3
タイトル通り国旗だけの話ではなく、国際情勢について書いてあり思ったより勉強になった。日本の記述も興味深い2017/10/18
K
1
私が読んだのは第一刷でしたが、日本についてのところで、2008年に自国で開催されたワールドカップ、というような記述があって仰天。。。翻訳者も校閲者も編集者もだっれも気がつかなかったことが信じられない、超ド級の間違いで内容の記憶が吹っ飛んだ。というのは冗談ですが、国旗のみならず国連からテロ軍団まで組織の旗や、レインボーフラッグに至るまで検討の対象にしている点も面白いと感じました。2017/07/20
渓流
0
邦題の通りの内容。国旗の成り立ちとその図章が意味するものを語り面白い。座談の蘊蓄として重宝される国旗の話題多々。2017/08/04
土橋俊寛
0
本書は旗にまつわる物語を紹介した本だが国旗辞典ではない。国旗だけではなく国連旗やオリンピックの旗についてのエピソードもある(原題を訳せば『命を懸ける価値がある 旗の威力と政治』といった感じか)。選ばれたのは「最もよく知られた国旗のいくつか、やや知名度の低い国旗のいくつか、そして、単純に最も興味深い歴史を持ついくつかの旗の物語」である(12ページ)。初めの2つの章を別にすれば、本書には特定の国旗が章タイトルとなっている章はない。地域や宗教を切り口にして、旗にまつわるストーリーをつづっていく。2020/03/31
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