出版社内容情報
シリーズ作品から太宰治に芥川のパスティーシュ、ホームズまで登場する彩り豊かな物語と、エッセイを詰めこんだ単行本未収録作品集。「ジョーカー・ゲーム」シリーズ作品から太宰治に芥川のパスティーシュ、ホームズまで登場する彩り豊かな物語と、諧謔味あふれるエッセイを詰めこんだ単行本未収録作品集。
この1冊で柳広司の全てがわかる!
柳広司[ヤナギコウジ]
内容説明
『ジョーカー・ゲーム』シリーズ作品アリマス。ホームズにメロスにかぐや姫もアリマス。さらに縦横無尽のエッセイまで大盤振る舞い。柳広司の全部ココにアリマス。
著者等紹介
柳広司[ヤナギコウジ]
2001年、『黄金の灰』で原書房よりデビュー。同年『贋作「坊っちゃん」殺人事件』で第12回朝日新人文学賞受賞。2009年に『ジョーカー・ゲーム』で第62回日本推理作家協会賞および第30回吉川英治文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
155
柳広司は、新作中心に読んでいる作家です。著者の初エッセイ集にして、もしかしたら最期のエッセイ集かも知れません。(完読すると理由が解ります)エッセイ集と言いながら、半分は短編集や雑文でした。柳広司の人柄も感じられ、ファンは特に楽しめる作品集ではないでしょうか?短編の中では「月光伝」がオススメです。史上最初のスパイ小説が、旧約聖書という内容のエッセイが興味深かったかなぁ。2016/09/08
pukupuku
70
前半は柳さんの短編が9編。結構好きな感じの物語が多かった。後半はエッセイだったり本の紹介だったり。ジョーカー・ゲームからの柳さんだったので,読んだことのない本も結構あり,これを機に読んでみたいな~と思いました。2017/01/29
ままこ
69
初読み柳さん。短編とエッセイが混じった作品。イラストが表しているように古典や名作を題材にしたものや色んなお題で書かれている。司馬遷の『史記』をモチーフにした『策士二人』が面白かった。読みたい本に登録している『ジョーカーシリーズ』は前日譚が書かれていてその後どういう展開になったのか気になる。もともとはエッセイ集として企画された本だったそうだがあとがきを読むとなるほどそういう経緯で「単行本未収録作品」が沢山詰め込まれた本になったんだと納得(笑)2018/06/17
雅
67
短編にエッセイなど、柳広司を全部集めた感じ。こんなにユーモア溢れる人だとは思わなかった。2018/12/27
えむ
63
「シガレット・コード」がいい。ジョーカーゲームシリーズ第三弾『パラダイス・ロスト』収録の「誤算」の前日譚なのだが、「パラダイス~」をもう一度読みたくなる。他にも面白いショートショートが沢山。後半のエッセイは少しつまらない。過去に雑誌発表したが単行本未発表という作品を一度に読むことができるという点ではお得な本と言えるかもしれない。2016-712016/10/16
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