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最高機密エージェント―CIAモスクワ諜報戦

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  • サイズ B6判/ページ数 434p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562053360
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

出版社内容情報

西側の対ソ戦略に大きな影響を与えた冷戦時代最大のロシア人スパイ、アドルフ・トルカチェフの実像。西側の対ソ戦略に大きな影響を与えた冷戦時代最大のロシア人スパイ、アドルフ・トルカチェフの実像。
ピュリッツァー賞記者が膨大な記録から掘り起こした骨太のベストセラー・ノンフィクション!

デイヴィッド・E・ホフマン[デイヴィッド イー ホフマン]

花田知恵[ハナダチエ]

内容説明

ピュリッツァー賞記者による秘録中の秘録!機密資料開示でついに明らかになった超大物スパイの実像!

目次

新時代のエージェント
モスクワ支局の女性工作員
情報源“スフィア”は信用できるのか
接触
スパイ志願の理由
トルカチェフの要求
スパイ・カメラ
機密情報と自殺用ピル
一〇億ドルのスパイ
国外脱出作戦〔ほか〕

著者等紹介

ホフマン,デイヴィッド・E.[ホフマン,デイヴィッドE.] [Hoffman,David E.]
「ワシントン・ポスト」紙の編集者として活躍するいっぽう、アメリカのテレビ局PBSによる調査報道番組「フロントライン」の特派員を務める。「ワシントン・ポスト」紙のモスクワ支局時代の見聞をもとにした“The Dead Hand:The Untold Story of the Cold War Arms Race and its Dangerous Legacy”で2010年にピュリッツァー賞受賞

花田知恵[ハナダチエ]
愛知県生まれ。英米翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

92
文春の今週の必読に取り上げられていたので、読みました。あまりにも生々しい内容なので、本にするまで30年かかったんだと思います。スパイ小説・映画ほど派手さはありませんが、当然ながらかなりリアルで緊張感のあるノンフィクションでした。スパイのスーパースターとは言え、何百万ドルも報酬を払えるなんて、どんだけCIAは予算を持っているのでしょうか?もし米ソの冷戦がなかったとしら、どれだけの経済効果があったのでしょうか?数千兆円、もっと天文学的なマイナス経済効果だと思います。これが人類に役に立つ事に使われていたら・・・2016/10/13

ぶ~よん

77
冷戦時代、「10億ドルのスパイ」と称されたソ連のレーダーエンジニア、アドルフ・トルカチェフの暗躍を記した一冊。スターリン体制に反発し、国を弱体化させる目的で、ソ連の機密書類をCIAに流し続けた。その結果、アメリカはソ連に対して軍事的優位性を維持し続けることが出来た。トルカチェフの執念は凄まじく、CIAに何度拒否されても、自殺用ピルの所持を要求し続けた程だ。最期はCIAを解雇されたエドワード.・リー・ハワードに存在をリークされ、KGBに捕まり死刑になる。本当に怖いのは、対戦相手ではなく不満を持った味方。2025/09/12

007 kazu

30
冷戦時代のモスクワ、CIAが抱えたスパイを描いたドキュメンタリー。東西欧を舞台にもスパイ合戦は繰り広げられていたが、モスクワは拒否地域と呼ばれ米にとってスパイ最難関地域であった。突如現れた情報提供者にCIAは当初、二重スパイの可能性を警戒し接触を拒否するが、、その人物は後に10億ドルのスパイといわれることになる。盗聴、監視、機密情報の持出・受渡。「映画みたい」と形容したいがこうした現実が先にあるからこそ、映画として表現できるのだ。表の歴史には出てこない冷戦の最前線に触れることができた。★5 2019/01/12

はまななゆみ

22
冷戦時代にCIAのスパイになったソ連のある研究員の生々しい営みの実話。スパイ映画のような派手なアクションはないけど、生々しい心の葛藤と機密情報のやりとりに引き込まれました。現在も、程度は別として、このような営みがあるかもと思うとなんとも言えない気持ちになります。2017/02/12

kawa

20
手に汗握るスパイ・ノンフィクション。主人公のトルカチェフはソビエトの軍事開発の最高機密にアクセスできる立場。彼は共産主義政治体制に幻滅して、それに抵抗する形で情報を積極的にCIAに流す。その情報価値は数百億ドル相当と言うが、その対価として彼が要求するものが、歯科薬品、子供のロック・レコード、文房具等(金銭も受け取っているが…)というのが、リアルなのだけれど妙に物悲しい。それにしても、彼が捕まるきっかけが、アメリカ側で、首になった人間の情報からだというのは、いかにも杜撰。他に、裏があるのではと思ってしまう。2017/09/14

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