出版社内容情報
8千年前のコーカサス地方の酒がたどった複雑で謎めいた歴史を豊富な逸話と共に語る。世界中のワインの話題を満載。図版多数レシピ付
なぜワインは世界中で飲まれるようになったのか?
8千年前のコーカサス地方の酒がたどった複雑で謎めいたな歴史を豊富な逸話と共に語る。
ヨーロッパからインド/中国まで、世界中のワインの話題を満載。
図版多数。レシピ付。
内容説明
なぜワインは世界中で飲まれるようになったのか?8千年前のコーカサス地方の酒がたどった複雑で謎めいた歴史を豊富な逸話と共に語る。ヨーロッパから南北アメリカ、オセアニア、アジアまで、世界中のワインの話題を満載。図版多数。レシピ付。料理とワインについての良書を選定するアンドレ・シモン賞特別賞を受賞した人気シリーズ。
目次
序章 神からの贈りもの
第1章 ブドウ
第2章 古代のワイン
第3章 ヨーロッパのワイン
第4章 世界のワイン
第5章 ワインをつくる
第6章 ワインの未来
著者等紹介
ミロン,マルク[ミロン,マルク] [Millon,Marc]
食、ワイン、旅行をテーマとした執筆活動を行なう。イギリス、デボン州在住
竹田円[タケダマドカ]
東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。専攻スラヴ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kouro-hou
23
ワインは偉大である。人類史上最も素晴らしい飲料なのだ!くらいテンション上げとかないとちょっと読むのが辛いwワイン史本である。ワイン以外の酒は度数上げや添え物扱い。そこさえ気にならなければ、始終手入れが必要で収穫は年一度、素で食べるならもっと美味しいのが他にあるヴィティス・ヴェニフェラ種という葡萄が糖度圧縮という発酵向きの特性で人類を魅了し、ローマ帝国やキリスト教の拡大と共に世界各地に栽培されて他種を圧倒、天敵フィロキセラすら人類の力を借りて乗り越える姿は、生物の生存戦略すら伺えて面白い。2018/05/27
秋良
16
古代から続くワインの歴史の、大筋を教えてくれる。そういえばワイン発祥の国の一つ、ジョージアの壺入りワインを飲んだことがあるけど、唇がピリピリして雑味みたいのがあった記憶が。ワインはどうにもカタカナ名が覚えられないし、感想も美味しい・まずい・飲みやすい・にくいの四択でしか言えない。が、フランス産かピノ・ノワールって書いてあればとりあえず大丈夫って思っている。2021/10/18
みろ
9
その歴史、製法、種類について語ったらとてもこの1冊には収まらないほどに、人間の歴史に深く関わってきた飲み物ワイン。ざっくりと西洋世界中心に主な産地や特徴についての記載でまとめてあるので、ある程度知識のある人には物足りないかも。生食用のブドウとワイン加工用のブドウは、全く異なるのが写真からもわかるため、マスカットでワインを作ってるわが地元はずいぶん酔狂なんだなと改めて思った。2016/04/01
くさてる
8
ヴィティス・ヴィニフェラ種の果汁を発酵させた飲みものである、ワイン。その存在が人類の歴史にもたらしたものと、ワイン自体の種類の広がりと味わい方の歴史について学べる一冊。ブドウそのものの細かい品種の差及びそこから生まれる味の違いについても丁寧に語られているので、この分野の広さと深さが味わえる一冊です。ちょっと専門的な内容ですが、お好きな人には楽しめるのでは。2015/12/22
Christena
6
このシリーズが好きなので、とりあえず。どこかで読んだ話ばかりなので、ところどころ読み飛ばした。国別にワインの歴史や風味について書いた章は興味深い内容で、それぞれのワインを味わってみたくなった。インドのワインは、近所のインド料理店で見かけたので、今度飲んでみたい。日本のワインについて、本文では触れられていないけれど、訳者あとがきで補足説明あり。巻末にレシピ集もあり、全体としては面白かった。2016/02/27