出版社内容情報
アジアの巨人、核兵器をも保有するインドに求められている軍事力「近代化」の問題は装備や戦術だけの問題ではない。伝統的国防政策である「戦略的抑制」と軍事機構の現実とのはざまで、いかなる道を歩んでいくのか。
内容説明
軍事大国化するインドは何を目指すのか―南アジア研究の世界的権威による名著ついに邦訳!インド安全保障を理解する必読書。
目次
第1章 抑制と国富
第2章 改革との闘い
第3章 陸軍の近代化
第4章 空軍及び海軍の近代化
第5章 不本意な核国家
第6章 警察力の近代化
第7章 変化との闘い
第8章 米印軍事関係の再構築
著者等紹介
コーエン,スティーブン・フィリップ[コーエン,スティーブンフィリップ] [Cohen,Stephen Philip]
ブルッキングス研究所上席研究員。イリノイ大学名誉教授。ウイスコンシン大学で博士号取得。1965年から1998年までイリノイ大学にて教鞭をとる。その間、国務省政策企画部スタッフ兼務を含め、多数の政府及び民間の研究プロジェクトに加わる。慶應義塾大学で客員教授を務めた経験もある。2004年、米国世界問題評議会が選出した、外交政策の分野において“米国で最も影響力のある500人”に名を連ねた
ダスグプタ,スニル[ダスグプタ,スニル] [Dasgupta,Sunil]
メリーランド大学ボルチモア郡校(シャディー・グローブ)政治学講座主任教授。ブルッキングス研究所客員研究員。イリノイ大学で博士号取得。インディア・トゥディ紙の上級特派員を5年間務めるなど主として安全保障・軍事分野における報道に従事した後、ジョージ・ワシントン大学及びジョージタウン大学にて教鞭をとり、2009年から現職
斎藤剛[サイトウツヨシ]
陸上自衛官(1等陸佐)。陸上自衛隊研究本部主任研究開発官。拓殖大学大学院博士後期課程(安全保障専攻)在籍。防衛大学校理工学部卒(第28期)。陸上自衛隊幹部学校指揮幕僚課程、インド国防幕僚大学、英国防情報学校国際主任課程を修了。戦略・防衛学修士(マドラス大)。自衛隊において、イラク復興業務支援隊長、航空隊長、地方協力本部長などを歴任する他、外務省に2度出向(本省北東アジア課外務事務官(1993‐1995年)、在インド日本国大使館防衛駐在官(2001‐2004年))(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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