出版社内容情報
超絶思考の数学者、バカミス界の准教授・増田米尊が戻ってきた!
超絶思考の数学者、バカミス界の准教授・増田米尊が戻ってきた!
目が覚めると書いた記憶のない物語が画面に映し出されている。
いったい誰が何のために? それに誰かに監視されているようだ……。
増田は「犯人さがし」を始めるのだが……
内容説明
綾鹿科学大学大学院准教授・増田米尊は異変に気づきつつあった。何人もの女性から言い寄られるなどなかったことだ。発表用の論文が書いた記憶のない小説に入れ替わっていたり、何者かに監視されているようだったりと、とにかくこれまでと違うのだ。増田はもちまえの学者魂から真相を探るのだが…
著者等紹介
鳥飼否宇[トリカイヒウ]
1960年福岡県生まれ。九州大学卒。2001年『中空』で横溝正史ミステリ大賞優秀作を受賞しデビュー。2009年には『官能的』が第62回日本推理作家協会賞候補作に選定される。正統派本格ミステリからアバンギャルド、バカミスまで据えた独自のフィールドを歩む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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ちかとな本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
koma-inu
33
綾鹿市◯◯的シリーズ5弾、連作5短編集。おなじみの変態数学者・増田米尊が主役。増田の学会資料が、何者かに変えられる、不思議な事件が起こる。その5編は全て作中作(幾つか、作中作中作も)で、読者への挑戦状入り。どの話も堂々としたバカミス。個人的には「問題作」が好み。上段に事件、下段に大量の注釈が入る、驚きの書籍構成。注釈に事件のヒントがあり、見逃せない。最終話では増田に、驚きの結末が。増田のコミカルさが本作では抑えめだった気もして残念、もう一度出てきて欲しいです。2025/11/22
うめ
27
素敵で良い感じにお下品なバカミス。げらげら笑った。だけれどもこうしてバカを貫きつつも、きちんと仕掛けるのって、手間暇かかってると思う。こういうの好き。バカミスで世界平和を!私の地元でもあり、著者の地元でもある北九州広報もきちんとしてらっしゃる。もっと。2018/05/23
しずかな午後
15
生涯マスターベーションをすることを宿命づけられた男・増田米尊、彼の本業は数学の大学教員だった。ある時、彼が作成したプレゼン資料や論文が、バカミスに入れ替わってしまうという怪事件が発生して……という四つのバカミスが作中作として登場する豪華(?)なバカミス。作品はどれもひどいけどかなり凝っている。ただ、大学の描写とかにすごい時代を感じて、これが2015年の作品であることに何度も驚いた。「ワンセグ」とか「ネ申」とか、久しぶりに見た。2025/04/23
oyai
12
過去に掲載された短編3作を作中作として構成される長編。ミステリーとして読むより不条理小説として読む方が良いか?ミステリーと思って読むと「なんだこれ」になりそうな超バカミス。面白いか面白くないか評価が大きく割れる作品。増田准教授ものはこれで最後か?2015/05/05
たこやき
11
発表時期がバラバラな短編作品を結びつけて1本の長編に。それぞれ、かなり無茶苦茶な短編ながら、読み応えが十分にあって面白かった。ただ、その本編は……というと、バカミスというのを意識しすぎと言うか、気合が入りすぎて逆に無理矢理感を覚えてしまった。このシリーズは久々に読んだので(実に6年ぶり)、思い出補正が掛かっている可能性は高いのだが、過去の作品の方が好きだったかな、と……2015/09/13




