ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ<br> エドウィン・ドルードのエピローグ

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ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ
エドウィン・ドルードのエピローグ

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562051045
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

警部が目覚めると、そこはヴィクトリア朝のロンドンだった。
そこで「エドウィン・ドルード氏失踪事件」について捜査をすることに。
指紋鑑定もない時代に現代の刑事は「ディケンズ最大の謎」を解けるのか。

内容説明

あの時代にタイムスリップしたふたりの刑事が命じられたのは「行方不明になったエドウィン・ドルード氏の捜査」だった!しかし「現代の捜査方法」が信じてもらえず役にも立たない。そこに新たな事件が起き、物語は急展開を迎えるのだが…

著者等紹介

グレイム,ブルース[グレイム,ブルース] [Graeme,Bruce]
1900~1982年、イギリス。新聞記者として活躍の後、処女作「怪盗黒シャツ」シリーズがベストセラーとなり流行作家に

森沢くみ子[モリサワクミコ]
英米翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

飛鳥栄司@がんサバイバー

7
ディケンズの『エドウィン・ドルードの謎』の未完部分を補完した作品。ディケンズが作中に残した手がかりをもとに、グレイム作品のスティーヴンズ警視に謎解きをさせようという仕掛け。謎解き自体は多数が予想している筋がそのまま(『エドウィン・ドルードの謎』を未読なので受け売りだけど)で特段捻りや意外性はないものの、捜査や裁判での警視の苦悩がユーモアたっぷりに書かれている。最後の詰めが弱点ではあるが、よく推理されていると思う。作品のギミックはカーの某作品そのままなのだが、書かれた年代的にも本作が先取りした形である。2014/10/22

うさぎ

3
エドウィン・ドラードの謎は読んだことないけれど、十分楽しめました。裁判所で一生懸命現代のことを説明するのが面白くて!2017/05/23

timeturner

3
現代の刑事がヴィクトリア朝にタイムスリップして捜査というトンデモ設定もさることながら、その現代が1930年代であることから、今の人間が読むと二重の過去を眺めているような面白さがある。元ネタのディケンズも読まなくては。2015/07/19

一柳すず子

1
元ネタは未読。タイムスリップする設定は面白いと思ったけど話は特に捻りもなくあっさりでした。2015/03/23

J・P・フリーマン

1
チャールズ・ディケンズの未完の作品「エドウィン・ドルードの謎」を作者なりに完結させた作品。二人の刑事が19世紀半ばにタイムスリップしてエドウィン・ドルード失踪事件を調査するという話。ちなみにこの作品が出版されたのが1934年なので、今読むと過去の刑事たちがさらにその過去に行くという内容になる。こういう話はリアルタイムで読むのが一番面白いかも。法廷の最初のシーンはユーモアを通り越してもはやスティーブン&ホーキンズの漫才ですね。2015/01/16

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