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出版社内容情報
有色人種に対する差別が根強い南部から首都ワシントンに出てきたユージン・アレンは
ホワイトハウスで配膳係として働くことになった。
彼はその仕事ぶりを認められて昇級し、ついには執事長になった。
1950年代後半から80年代にかけて、激動の時代に世界の中枢で見たものとは?
そして人生の最後に流した涙の理由とは──。
7人の大統領に仕えた黒人執事、ホワイトハウスの知られざる物語。
内容説明
トルーマンからレーガンまで、8人の大統領に仕えた一人の執事がいた。彼の最晩年と黒人問題の歴史を、映画製作ドキュメントと重ね合わせて描く。
目次
1 ある執事の生涯
2 執事の物語が映画になるまで
大統領たちの苦闘
著者等紹介
ヘイグッド,ウィル[ヘイグッド,ウィル] [Haygood,Wil]
ワシントン・ポスト紙の記者。オハイオ州コロンバス出身、ワシントンD.C.在住。これまで5冊のノンフィクションを執筆している。2013年にはゾラ・ニール・ハーストン‐リチャード・ライト文学財団からエラ・ベイカー賞を受賞、オハイオ州オックスフォードのマイアミ大学から名誉博士号を授与された
中村佐千江[ナカムラサチエ]
1969年、石川県金沢市生まれ。京都大学教育学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わゆ
17
トルーマンからレーガンまで8人の大統領のもとで執事を務めた、ユージーン・アレンさんの話。1章はアレンさんの半生を掻い摘んだもので、2章は映画化するにあたっての話。貴重な写真もあって興味深く読めましたが、アレンさんの生涯をもっと深く読みたかったです。映画の宣伝本とのことで、まんまと映画が観たくなりました。2015/02/25
ゆき
9
人種差別の激しい時期から8人もの大統領に仕えた黒人執事の話で、私が思ってた内容では無かったですが興味深い歴史の一端でした。2015/06/20
tak
7
終身雇用どころか、人種差別が色濃い時代から長年勤めあげたのは、資質の現れだろうね。ただ、映画化を紹介する部分が大半のハードカバーでこの値段。読み飛ばしの所がこれだけ有ると、ちょっと、購入は勧められないね。これは、素直に映画を見たいねぇ。2014/06/07
tellme0112
5
この映画がおすすめと言われて本で読んで見たらわかるかなって思ったけど、予備知識ほぼゼロ。時代背景の映画や俳優さんの名前、ズラズラと出てくるのは流し読みでした。黒人がステレオタイプ的に描かれてきたのだなとか、要旨だけつかんだくらいでした。雰囲気だけ。未消化。映画を見たくなる本でした。「永遠の始まり」を読んでいたのが少しは役に立ったかな。公民権運動の年表が頭に入ってから読みたかった。PART1を読んでから大統領の苦闘、そのあとPART2に戻った方が良かった2018/01/15
akiyuki_1717
5
黒人の大統領執事、ユージーン・アレンをモデルにした映画が出来るまでを描かれている。執事の物語が中心かと思って手に取ったが、差別の歴史と、黒人主演の映画が出来るまでのあらましが半分ほどあり、思っていた内容と少し違った。でもアレンの生涯と、夫婦愛には感動した。2014/03/08