出版社内容情報
戦場などでの過酷な体験により、精神的な問題に長期間、悩まされる例は少なくない。こうした体験をどう克服して、
精神的強さを得るか、SASをはじめとする精鋭部隊などの手法に学ぶ本である。
身近なことから、極限状況での心の保ち方まで、幅広い内容が、詳しくわかりやすく語られる。
内容説明
危機的状況にそなえて強靱な精神を鍛える。
目次
第1章 兵士に必要なもの
第2章 栄養と休息
第3章 メンタル・ツール、脳の力
第4章 訓練
第5章 敵を倒す
第6章 過酷な環境と肉体への挑戦
第7章 トラウマとショック
著者等紹介
マクナブ,クリス[マクナブ,クリス] [McNab,Chris]
サバイバル技術の経験豊かなスペシャリスト。故郷のイギリスのウェールズで、厳しい自然条件下での狩猟テクニックを教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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骨ゆん
3
生命の危機に陥った時に何を考えるべきかが軍からの視点で書かれている。1日に必要な栄養が2000kcalでその半分を炭水化物で摂り、2割ほどは肉から、さらに3割は脂肪(≠トランス脂肪酸)から摂取することが1例。でも、僕の場合たんぱく質は47g/日くらいでいいみたい。つまり、僕の身体だと400kcalはいらないってことか。広く網羅されていて生存戦略の方向性はわかるが、詳細は別の文献を当たる方がいいと思う。2014/02/19
Cindy
2
ちょっとミリタリーマニアということもありまして読んでみました。 極限の状況を生き抜き、使命を全うする為のトレーニングのノウハウを生かせれば、日々のドタバタな出来事(?)なんて「ちゃんちゃら、おかし~ぜっ!!」って、思えるのではないか!?・・・なんて思ったのですが、そんなに簡単ではないですね。(^ ^;) でも、参考になりました。 2014/05/05
カルロス
1
会社の側の図書館で借りた。イギリスの特殊部隊の教本。極限状態にある兵士が生き残るための手法がわかりやすくまとまっている。内容的には、ストレスコーピングだったり、マインドフルネスだったり、、、どっかで聞いたことのある内容。あれは優秀な兵士を育てるための訓練だったのか?そういえば教えてくれた人は鬼軍曹ぽかった(-o-;)2014/02/28
はな
0
『死の淵に追いやられるまでは死んでいるも同然である。生きるために戦う者にだけ、保護される者には知りえない人生の意味が明かされる』興奮剤、故郷への手紙、瞑想、外面姿勢だけでもリラックスしている風を装う、長距離行軍、殴りあい、反復して無意識に、残忍さを引き出す、集団思考2017/11/08
ヤヨネッタ
0
兵隊にならなくても事故や災害に巻き込まれて自分や家族が大きなストレスに晒されることがあるだろうから、読んだことで少しは対応するための予備知識になったかな?と思う。 兵士のメンタルを守ることは部隊の生存能力を高めること、ということだけど内容は一般人でもあてはまる普遍的なことだと思う。 だからミリタリー興味なくてもメンタル予防とか治療について興味あれば読んで損のない一冊。2015/01/19