出版社内容情報
古本屋ツーリストによる全国古書店訪問記。
2008年5月に突如始まったツアーで訪れた古書店(古書市や古本関連のイベントを含む)は
再訪問を含めると現在のべ2000件以上に及ぶ。
古書店内の棚構成を克明に記録したブログは、現在最も刺激的な古書店ガイドになっている。
本書は特に異様で奇抜なお店、店主が独特すぎるお店、めったに開店していないお店など、
あまりガイドブックには載らない個性派を中心に選び構成したベスト版である。
内容説明
歩いて、ダッシュで、自転車で。古本屋ツーリストが出会った珍妙なお店たち、抱きつきたくなる棚、唖然とする出来事を満載!巻末付録として、北海道から沖縄までの地域別ツアー・リスト一五五〇件を収録。
目次
第1部 二〇〇八‐二〇一〇年―人生が古本屋に振り回され始めた(時代舎―静岡・浜松;ぶんろ書店―広島・広島;古書・鐵塔書院―神奈川・白楽;ささま書店―東京・荻窪;古書 近代書房―神奈川・川崎 ほか)
第2部 二〇一一‐二〇一三年―もはや止まることは許されない(聖智文庫―神奈川・藤沢;金華堂書店―東京・大岡山;大屋書房―東京・神保町;二〇一一〇三一一一四四六―東京・阿佐ヶ谷;二〇一一〇三一二一四四六―東京・高円寺 ほか)
特別編 古本屋ツアー・イン・ナハ
著者等紹介
小山力也[コヤマリキヤ]
神奈川県生まれ。古本屋ツーリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
55
この手の古本屋がどんどんなくなってるよな~と思いつつ読む。本買いたくなるので、ちょっと危険だ、この本。2014/01/28
takaC
50
他の本で紹介されていたのを見て興味がわいて図書館本を予約したのだけど、いざ読み始めてみるとあまり読みやすい本ではなく読み切るのに貸出期限の2週間丸々かかった。古本屋検索資料としてもだいぶ使いにくいと思った。2014/07/07
ふろんた2.0
20
インターネットで”古書店”と”地名”で検索すると、必ず検索上位に引っかかる「古本ツアーインジャパン」。それは、個人で古書店探訪をしたブログだった。他のサイトでも書店名、住所、電話番号程度の情報しかなく、店舗営業しているかどうかも定かではない。そんな中、日本全国、地元に住んでても知らない店までしらみつぶしに駆け巡る姿には脱帽する。現在古書店は2300ほどあるそう。そのうち著者が訪れたのは1800あまり。しかし、5年間で2割ほど閉店しているようだ。著者の古書店コンプリートとともに、古書店も応援したい。2014/03/30
KAZOO
19
過去自分の行った古本屋をまとめたもの。こんなに自分の足で歩き回ったこのような分野の本は今までにありませんでした。それにしてもまだまだ古本屋はあるのですね。最近の新興古本屋に押されて消滅している古本屋もあるのでしょうが。私の地元や近くにも結構あるというのを再認識しました。少したずねてみようかと思っています。神保町の古本屋には一月に一回くらいは顔を出すのですが。2014/06/11
akira
18
図書館本。 とてもよかった。各地の古本屋さんを巡る旅。いいものがあると嬉しくなるのもよくわかる。ハヤカワや創元あたりはどこもそこそこするのでいの一番に目に入るのもよくわかる。 それぞれのお店で出会うエピソード。ちょっと冷たくされたりするのもリアルと同様。なかには待たされたお店でこんなうれしいサプライズも。こういうのはほっこりする。 「どうぞ文庫本、お好きなものをお持ちください。そこの推理物など軽いやつをどうぞ!」2019/07/10