出版社内容情報
汐音が中学入学早々仲良くなったのは留学中の王女さま!
そして王女の身辺護衛はなぜか汐音の母親に。
「合宿にまでついてくるなんて……最低!」。
けれども「陰謀」は深く静かに大きく進んでいた……。
リズミカルな青春冒険ミステリー!
内容説明
中学校に本物の王女が留学してきた。そして王女の身辺警備を担当するのは、なんと私のお母さん―お母さんいったい何者?てか私の青春の邪魔しないでくれる?学園青春ミステリ+「暗躍」する父母会=プリンセスを巡って大騒動!
著者等紹介
青井夏海[アオイナツミ]
千葉県生まれ。慶應義塾大学卒業。自費出版した『スタジアム虹の事件簿』がミステリファンの間で話題となり2001年に東京創元社より刊行。『赤ちゃんをさがせ』からはじまる助産師探偵シリーズはNHKでドラマ化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nyanco
29
プリンセスが学園に留学してくる、国外で1年間留学生活をおくらなければ王位継承することができない。この設定は面白いし、プリンセスが日本のアイドルに興味を持っている…という点も面白い。それだけだとティーン向けのライトノベルで終わってしまうのだが、そこに親の視点を持ち込み、プリンセスの警護が3人の保護者に委託されるというひねりも面白い。それも、保護者会の役員の押し付け合いの末に…というのもいい。(加納朋子さんの「七人の敵がいる」のような役員話の部分、非常に面白かった。続→2013/12/29
zanta
13
どこかRdgに似ている。だけど、私にはこちらの方があっているようだ。アイドルもダンスも興味はないのだけれど、ひきこまれた。終盤にきて、色々ばたばたと畳まれてしまった感があるのは残念。2014/05/27
蕭白
11
面白かったです。可愛らしい中学生が主人公で、若さゆえのまっすぐさが心地よかったです。それと好対照な親たちの姿もまたいい感じに描かれていたと思いました。2014/03/15
外道皇帝
8
中学校に欧州の弱小国の王女様が留学してきた。目立たない警護はPTAで選ばれた3人の保護者。芸能人研究部に入った王女様をめぐってようやく騒動が起きるのが2/3くらいからなので前半はかなりまどろっこしい。最後はドタバタした感じで終わってしまったが、どのあたりが「からくりランド」だったのだろう。全体的に子供向けかなあ。2014/07/31
りこ
8
この人の本の中では、ちょっとラノベ的ですが、それなりに楽しめたし、最後の謎解きはやっぱり流石と思いました。2014/07/16