出版社内容情報
地理的に近くとも、互いに離れて孤立しているように見える両国の関係を浮き彫りにし、その理由を明らかにする。
本書の狙いは、互いに離れて孤立しているように見える日本と韓国内政と外交政策を分析することにある。
11章をとおして、地理的に近くとも「離れて孤立している」両国関係を浮き彫りにし、
複雑でのっぴきならない関係をテーマにしながら、その理由を明らかにする。
内容説明
「近くて遠い国」―両国の関係を鋭く分析。日韓の代表的政治学者11人による画期的な成果!
目次
第1部 日本の政治(アベノミクスとアベ・ジオポリティックス;拡張的金融政策、改訂版;自由民主党の優位は復活するのか?;日本の政界再編と韓日関係への影響)
第2部 韓国の政治(韓国の二〇一二年大統領選挙;韓国の開発資本主義の変容;朴槿惠政権の対北朝鮮政策と今後の展望;韓国における両院制議院内閣)
第3部 外交政策―日本と韓国(日本の外交政策…第二次安倍内閣と今後―日韓関係の将来の展望とともに;韓国の外交政策―朴槿惠は中国と北朝鮮を見ている;朝鮮半島と日本―国際関係の枠組みを作るグローバル・マネーフロー)
著者等紹介
猪口孝[イノグチタカシ]
政治学博士(マサチューセッツ工科大学)、東京大学名誉教授、新潟県立大学学長。専門は日本の政治と国際関係で、英語と日本語で100冊以上の著書があり、論文を多数発表している。「アジア・バロメーター」プロジェクトを主導し、英文学術誌Japanese Journal of Political Science(Cambridge University Press,1999‐)とInternational Relations of the Asia‐Pacific(Oxford University Press,2000‐)を編集長として創立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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