出版社内容情報
砂漠の成立の要因から、その地で生まれた文化まで。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という三大一神教はいかにして中東の砂漠から世界へ広がったのか。
近年、資源や軍事の拠点としても注目される砂漠で何が起きているのか。
内容説明
特異な生態系を育み、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教を誕生させ、資源や軍事開発の拠点となった、この地にひそむ力。砂漠のメカニズムと歴史を、地学、生物学、宗教、芸術など多角的な視点から描きだす。地球科学と文化史を結ぶ新しいタイプの自然誌入門。
目次
第1章 砂漠の多様性
第2章 さまざまな適応能力
第3章 過去と現在の砂漠の文化
第4章 先祖たちの芸術
第5章 砂漠の宗教
第6章 旅行家と探検家たち
第7章 想像の砂漠
第8章 西洋芸術における砂漠
第9章 砂漠の資源と可能性
著者等紹介
ヘインズ,ロズリン・D.[ヘインズ,ロズリンD.] [Haynes,Roslynn D.]
オーストラリア人文科学学術会議特別研究員。ニューサウスウェールズ大学人文科学研究科准教授。タスマニア大学人文科学研究名誉研究員
鎌田浩毅[カマタヒロキ]
京都大学大学院人間・環境学研究科教授。1955年生まれ。東京大学理学部地学科卒業。通産省を経て97年より現職。理学博士。専門は火山学・地球科学。テレビ・ラジオ・書籍で科学をわかりやすく解説する「科学の伝道師」。京大の講義「地球科学入門」は毎年数百人を集める人気
高尾菜つこ[タカオナツコ]
1973年生まれ。翻訳家。南山大学外国語学部英米科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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