石原慎太郎を読んでみた

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石原慎太郎を読んでみた

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  • サイズ B6判/ページ数 367,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784562049356
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

誰もが石原慎太郎を知っている。
しかし小説家としての彼は、そして戦後史に彼が残した功罪は、どれほど知られているだろう?
知られざる膨大な作品群を読み解き、その真価と業績を徹底討論!
戦後史のダークマターの正体解明!

内容説明

太陽族の生みの親、お騒がせ政治家、芥川賞の選評が独特すぎるだけじゃない!?誰もが石原慎太郎を知っている。しかし小説家としての彼は、そして戦後史に彼が残したものの真価は、どれほど知られているだろう?知られざる膨大な作品群を読み解き、斬りまくる!

目次

石原慎太郎の人生と、処女作「灰色の教室」
タイムスリップ・メッタ斬り!「太陽の季節」は本当に芥川賞にふさわしかったのか?
『亀裂』と『鏡子の家』
初期短編を読む
異例の労作『化石の森』
慎太郎のハードボイルド
『嫌悪の狙撃者』―ノンフィクションとノベルのあいだで
『弟』―慎太郎と裕次郎
慎太郎の政治の季節
慎太郎の死と生と性と聖
慎太郎のスットコ小説を探せ!
トヨザキ社長、宿命の敵との最終決戦!『わが人生の時の時』は世界文学水準の傑作か?

著者等紹介

栗原裕一郎[クリハラユウイチロウ]
1965年生まれ。評論家。文学、音楽、美術、経済学など多岐にわたるフィールドで活躍する。著書『“盗作”の文学史』(新曜社、日本推理作家協会賞受賞)

豊崎由美[トヨザキユミ]
1961年生まれ。ライター、書評家。Twitter文学賞の発起人でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

69
石原慎太郎の小説は現在ほぼ評価されていないが、実際に読んでどうなのかと検証する月1計12回のライブイベントを書籍化したもの。アンチ石原の書評家豊崎由美と栗原以外にもゲストが数名。三島と同時期にデビューし日本の芸能史さえ影響を与え、60年以上いまだに作品を書いていることが驚異であり、過去作のほとんどが絶版であり、主要長編短編を読む、二人の率直な論評がいろいろ面白い。辛辣な豊崎の評価が高い作品が意外に多くちょっとは読みたくなった。ゲストの中森明夫いわく、慎太郎は才能だけの人と。読み物としてオススメ。2018/06/08

garth

20
慎太郎って真樹日佐夫を前にした梶原一騎みたいなものなのかなあ。あと「慎太郎って「行為」を描く時は文章が自信満々で溌剌としてるんだけど、「心理」を描く段になると、自信がないのか、途端にクリシェや通俗に頼るようになる」(p.86)という豊崎社長の指摘が鋭すぎると思った。2013/09/22

そうたそ

18
★★★★☆ 作家石原慎太郎の知名度はどれほどのものなのだろう。それはもちろん作品を読んだことがあるという意味で。個人的には読まずに批判ばかりしている人が多いという印象だ。かの有名な「太陽の季節」も読んでみたがそんなに悪くなかった。まさに「読まず嫌い」な石原慎太郎の作品を掘り下げてくれているこの作品。非常に良書である。本書で取り上げられている慎太郎作品にはまだ読んだことのない作品も数多い。今一度。石原慎太郎の作品をじっくり読んでみてもいいかもしれないな、と思わせてくれた一冊であった。まずは「化石の森」かな。2013/10/21

sawa

15
★★★★☆ 慎太郎嫌いでお馴染みの豊崎由美。実はいままでちゃんと石原作品を読んだ事がなかったそう。普段あんなに野次ってるくせに、作品はきちんと評価していてえらいと思う(書評家としては当たり前だが)。慎太郎が芥川賞を受賞した回を「メッタ斬り」する事によって、彼の受賞は妥当であった事が分かったり、身体性における描写は大変優れ、しかしやっぱりトンデモ作品も多数ある事など、多くの事が分かったようだ。出版後、慎太郎本人から版元経由で飯の誘いがあったという。是非実現していただいて、会話を活字にしていただきたい。(図)2014/03/08

ホッタタカシ

13
かなりバラエティショー感の強かった会場トークが、活字化されるやすっかり細密な文芸批評になっている。この印象の変化はむろんテキストや引用文献の原文が直に読めることも大きいとはいえ、対象が「石原慎太郎」でなければ、ここまでの変化は起こるまい。実際のところ、慎太郎の小説は意外に面白いのだ。特に50年代後半〜60年代のモラルや規範に対する“嫌悪”の感情が原動力となった作品群は今も妖しい魅力を放つ。が、その感覚の持ち主が、特に成熟することもなく、政治家となって大衆に君臨している状況の不気味さもまた浮かび上がる。2013/09/15

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