ラルース 世界宗教大図鑑―歴史・文化・教義

タンク，アンリ【編】〈Ｔｉｎｃｑ，Ｈｅｎｒｉ〉/蔵持 不三也【訳】

原書房（2013/08発売）

• サイズ A4判／ページ数 389p／高さ 30cm
• 商品コード 9784562049165
• NDC分類 160.36
• Cコード C0022

出版社内容情報

現代に生き続ける世界の主な宗教について、その概要と現状を詳述している。
現代的な視点から興味深くまとめられており、今日的な意味で宗教を知るための良書。
各宗教について、歴史、教義、祭儀、体制、地理、世界観の６つの面から解説されている。

内容説明

信仰の歴史と現在が一目でわかる。詳細・精緻な記述による最高峰の宗教事典！３５０におよぶ豊富なカラー図版、詳細目次、詳細索引、用語解説付。

目次

第１部　一神教（ユダヤ教；キリスト教；イスラーム教）
第２部　東洋的伝統（ヒンドゥー教；仏教；その他の思想と叡智）
第３部　アニミズム、シンクレティズム、セクト主義
第４部　付録

著者等紹介

タンク，アンリ［タンク，アンリ］ ［Ｔｉｎｃｑ，Ｈｅｎｒｉ］
１９４５年生まれ。フランスの宗教言論界にその人ありと知られるジャーナリストで、１９８５年から９８年まで、世界的な新聞「ル・モンド」紙の宗教記事を担当した。現在は、世界全体で読者数６００万を誇る、アメリカのオンライン雑誌「スレート」のフランス語版常連寄稿者として健筆をふるっている。研究者ではないが、一介の宗教学者の域をはるかに凌駕する彼は、キリスト教進歩主義の最前衛に身を置いて、聖職者の結婚や女性の聖識叙階などに対するカトリックの墨守主義を舌鋒鋭く批判し、カトリックとプロテスタントのさらなる接近を主張してもいる

蔵持不三也［クラモチフミヤ］
１９４６年、栃木県今市市（現日光市）生まれ。早稲田大学第１文学部卒。パリ第４大学ソルボンヌ校修士課程、パリ高等社会科学研究院博士課程修了。早稲田大学人間科学学術院教授。文化人類学（歴史人類学・フランス民族学）専攻。博士（人間科学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

美しい写真につられて。無神論者の両親の元に育ちましたが宗教を学ぶのが好きです。お祭りも大好き。神田っ子だった父方の祖母の血と、神社の家の子だった母方の祖父の血なのかな。とはいえこの本には極東の多神宗教はたいして紹介されていません。まず当然ユダヤ教ですね。そして数々の枝分かれしたキリスト教…。神様によせる各国の信仰心の美しさと圧倒的なパワーにただただ驚かされます。でも美しい写真の陰から、宗教の名のもとに人を殺してきた神様のダークサイドが、この本から私を覗いているように感じました。

2016/01/15

[OKKO （o▽n）v 終活中]

図書館　◆「儒教」「道教」のザーッと入門編としてにチョイス。見開き2ページぐらいから始めないととてもとても　◆さすがラルース、写真がきれい！　ナショジオとはまた別の手堅さに説得力　◆巻末近く、アニミズムやシンクレティズム、セクト主義、各種カルトに関するページもとられていて御利益大。特にシンクレティズムには、今ぼちぼち読みつつクラクラしてる『フーコーの振り子』に必要な知識あり　◆「ブードゥー教の女性祭司」の後ろになんだかいろいろアレンジされたちょーカラフルな植民地系無原罪の御宿りあり。ゼミで見せびらかす！

2015/08/15

[アリス]

図書館本▼娘の夏休みの課題のために

2021/08/26