出版社内容情報
今年はインタビュー特集!
日本ミステリー文学大賞受賞の皆川博子、『密室蒐集家』大山誠一郎、『UN-GO』の會川昇、
そして竹本健治×法月綸太郎対談。
もちろん本格ミスりランキングはじめ各記事も充実!
目次
国内本格ミステリ・ランキング
国内本格ミステリ2012 MY BEST5全アンケート回答
「国内本格」座談会 二十五周年を迎えて、本格が目指すべき道は?
フェアプレイ精神溢れる『鍵のかかった部屋』―2012年の映像本格
生徒会の非日常、超能力者の日常―ライトノベル・ミステリ漂流記
インタビュー特集『UN‐GO』でメディアミックス會川昇
ルパン、ホームズ、そしてAKB48―ミステリコミック事情2012
インタビュー特集 ミステリ対談・『かくも水深き不在』竹本健治×『キングを探せ』法月綸太郎
正統派から異端まで捕物帳が熱かった―歴史・時代ミステリ事情
復刊不況―復刊ミステリ2012〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロユキ
33
上位陣で読んでたのは三津田さんだけだった。基本読書は文庫でというスペースとお金がない一読者としてはつらいところ(笑)聴き屋はアンソロジーで一本だけ読んだことあるのでちょっと楽しみ。あとタイトルで気になったのが『体育館の殺人』。これも館ミステリなのか!?2012/12/07
Tetchy
27
毎年『このミス』よりも追随者であるこちらの方がミステリ読者の痒く所に届く充実した内容で楽しみなのだ。正直通例通りの内容で目新しい所がなかったのが残念。特に近年は本格短編ミステリ、0年代の海外本格ミステリオールタイムベストの選出とミステリ読者が歓喜に身悶えする好企画が続いていただけに。研究会諸氏のあとがきに本業が忙しくなってなかなか時間が取れなかった旨、散見されており、まさに在野の本格ミステリ好きによるムックであることを再認識させられた。研究会諸氏の志の高さに敬意を証して、年末の刊行を愉しみにしたい。2013/05/14
山田太郎
21
読みたいのは読んでるし、なんか新しい発見がなく残念。地味な1位な気がするな。おもしろかったけど、1位じゃないだろと思うけど。どうも小難しい解説がなんかはだにあわんし、あとがきがまったく趣味のあわない人ばっかりでなんかどうだかかんだかでと思った。2012/12/05
しろ
12
☆7「このミス」とか「文春ミス」といったところとはまた違ったランキングになっていて、それがなんか納得できる基準であるところがいい。やっぱりなんだかんだ「本格」と冠しているだけあって、今後の本格ミステリシーンを意識したランク付けになっていたと思う。『64』『ソロモン』が20位以下で、『体育館の殺人』『アルカトラズ幻想』が10位以内という時点で、読者ターゲットが明確(笑)。個人的には『星を撃ち落とす』や『聴き屋の芸術学部祭』とかが上位にいたことが嬉しい。国内編のページ割合も多いし、最も読みがいのあるランク本。2013/01/05
8番らーめんR
5
「このミス」の方向性に疑問をもって2年目の今日この頃、やっぱり年末はこっちだぜ。と言う事で年末年始の読むべき本をあれやこれやと悩むのもまた楽し。選考基準にブレはないし解説がたっぷりなのもうれしい。 ※今年一番心にグサリと来たのはやっぱり初野さん、もっと上位でもいいのでは?2012/12/18