内容説明
敗戦後六七年…、海軍上等飛行兵として終戦を体験した、あのとき一五歳の、百里海軍飛行隊での武装解除という仕事のやるせなさ。情けなさ。敗戦の責任は痛感した。今、著者は八十一歳の九九翁となってこの場所にいる。連れ添った妻は昨年の一一月一一日、一〇八日入院の後、七八歳で亡くなった。著者は空虚の中でこの旧稿、敗戦後五〇年の節目の覚書あるをふと思い出し筺底から取り出し、埃を払って出版することにした…。
目次
第1章 正義とはなにか
第2章 神とはなにか
第3章 戦争は形而上学か
第4章 笑いは戦術か
第5章 ハイデガーの哲学
第6章 西田幾多郎の哲学
第7章 歴史評価の変遷
著者等紹介
清水昭三[シミズショウゾウ]
1930年、山梨県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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