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出版社内容情報
メフィスト賞受賞の俊英登場!女性若社長がクセのあるスタッフと営む北条葬儀社。生前相談の難問、不可解な依頼と不思議な棺桶、消えた幼児のご遺体、様々な謎を解決して式は進んでいく… あらかじめ用意された死者をめぐる謎とは?
内容説明
葬式の規制された国で、若き社長に率いられた北条葬儀社。遺族のさまざまな要求、ときには無理難題に右往左往しつつも、着実に地歩を固めてゆく。葬儀社の面々は、遺族に向き合い、故人が残していった「謎」を解き明かし、無事に式を執り行ってゆくのだが…新鋭の書き下ろす「あらかじめ用意された死者をめぐる謎」。
著者等紹介
天祢涼[アマネリョウ]
1978年生まれ。2010年2月、音が「見える」探偵・音宮美夜を主人公とする長編『キョウカンカク』で第43回メフィスト賞を受賞してデビュー。2011年版「黄金の本格ミステリー」(南雲堂)にも選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
71
連作短編集。一部の地域以外では葬式がなくなった世界での葬儀屋のお話。最後のオチにはびっくりだけどちょっとイヤミス。2014/08/03
みゆ
66
初読み作家さん、連作短編5話。社員4人の小さな葬儀社が舞台のお仕事ミステリ。葬式だけに人の心の機微を描いた作品かとおもいきや、ご遺体がトリックのネタとして扱われちょっと引く。メインキャラにみえた二代目女社長も影が薄くチグハグ感があったのですが、最終話でビックリ(´⊙ω⊙`) これが書きたくてこの流れなんですね。納得です('∇^d)☆!!2025/06/18
オーウェン
53
他県が直葬のみに対し、葬式の形を貫き通す北條葬儀社。そこで起こる死者に対する謎を解き明かしていく5編。死体が消失だとか、従来のミステリにある味付けを、葬儀社なら当然という解釈で解決していく。1~4編は驚きもあるが、まあまあかなぐらいの印象だったが、最後の章はそれまでの4章がフリになっているという話。一気にミステリ度が上がり、まさかの展開が訪れる。二転三転という裏切りもあるし、犯人の強烈な動機が葬儀社という仕事にも密接に関係している過程。今までにない葬式を扱ったタイプのミステリだが、その試みは成功している。2025/10/05
bibi
44
人が亡くなった後なんの儀式もせず速やかに火葬する「直葬」が一般的になったお話。表紙は北条葬儀社の面々。葬式にまつわる人間模様を描いた短編。かと思いきや、、、2020/09/06
nyanco
34
葬式を行うことが規制された近未来で唯一、葬式を行うことが出来るS県にある葬儀社が舞台。この設定も、若き美人社長のインタビュー記事から始まる構成も面白い。役割分担がはっきりとしている葬儀社の社員たちのキャラも非常に良く、このままドラマ化もいけるんじゃないかと思うほど。葬儀という人生最後のセレモニー、この特別なときに繰り広げられる家族たちの人間模様は物語として非常に面白い。親子の確執や亡くなった祖母の願いを叶えようとする孫娘の話など、連作短編として非常に良い出来の作品だった。続→2012/02/25




