出版社内容情報
世界に衝撃を与えた第三次中東戦争の全容を駐米イスラエル大使が外交と軍事の両面から描きだす。アラブ世界とアラブ・イスラエル紛争を正確に知るための必読書。六日戦争の背景と影響を包括的に示した決定版。
内容説明
一九六七年六月五日の早朝、イスラエル空軍機によるエジプト・シリア・ヨルダンの空軍基地爆撃に始まった第三次中東戦争は、わずか六日でイスラエルの圧倒的勝利に終わった。この戦争はどのような文脈上にあるのか、中東世界をどう変えたのか、イスラエル駐米大使にして防衛・外交研究の第一人者が資料を博捜し、当時の従軍者へのインタビューを重ね、六日間の戦いの全容をあぶりだす。
目次
第1章 背景
第2章 触媒
第3章 危機
第4章 秒読
第5章 戦闘―第一日、六月五日
第6章 戦闘―第二日、六月六日
第7章 戦闘―第三日、六月七日
第8章 戦闘―第四日、六月八日
第9章 戦闘―第五日、六月九日
第10章 戦闘―第六日、六月一〇日
第11章 余波
巻末付録 インタビュー―マイケル・オレン×フアド・アジャミ
著者等紹介
オレン,マイケル・B.[オレン,マイケルB.][Oren,Michael B.]
中東研究者。アメリカに生まれイスラエルへ移住。コロンビア大学(修士課程)の後プリンストン大学(博士課程)を修了。第一次レバノン戦争(ガリラヤ平和作戦、1982)で空挺隊員として従軍、湾岸戦争時(1990‐91)IDF(イスラエル国防軍)連絡将校として米第六艦隊に出向。第二次レバノン戦争(2006)及び第二次ガザ戦争(2008‐09)では、IDFスポークスマンとして活動。ハーバード大学及びイエール大学(2006‐07)を経てジョージタウン大学(2008‐09)の各客員教授を歴任、安全保障の研究で知られるシャーレム研究所の主任研究員時代に抜擢され、2009年5月より駐米大使
滝川義人[タキガワヨシヒト]
アラブ・イスラエル軍事紛争の研究者。長崎県諌早市出身、早稲田大学第一文学部卒業、前イスラエル大使館チーフインフォメーションオフィサー、現中東報道研究機関(MEMRI)日本代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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