出版社内容情報
第2次大戦では日本軍捕虜、戦後は米国系多国籍企業に入社。支社再建に成功、成長期日本支社のトップに。外資系企業を成功させ、異例の抜擢で米国NCR社長となり、コンピュータ革命の危機に翻弄された一英国人の波瀾の生涯。
内容説明
太平洋戦時下の日本軍の捕虜という底辺から、戦後日本の経済的繁栄と軌を一に企業社会で成功し、世界企業NCRの頂点にまで飛躍する…。昭和史の地獄と天国を見た波瀾万丈の生涯を語る興味津々の自伝の完訳。
目次
消え去った世界
上海での幕間劇
あらたな門出
侵入と敗北
捕虜
戦時下の日本で生き延びる
もはや日は昇らず
イングランドと再出発
中国行きのスローボート
香港での成功〔ほか〕
著者等紹介
アンダーソン,ウィリアム・S.[アンダーソン,ウィリアムS.][Anderson,William S.]
元日本NCR会長、元米国NCR会長兼CEO(最高経営責任者)。NCRから引退後は、RJRナビスコ、コンソリデーテッド・ナチュラル・ガス、フィリッピス・インダストリーズ、コナー・ペリフェラルズ、コンコード・パートナーズ、アーニー・グリーン・インダストリーズ、山一証券、Kansai Research Instituteなどの米日の企業で取締役ないし顧問を務める。企業以外では、スミソニアン協会国内委員会委員長、スミソニアン協会クアドラングル委員会(アジアとアフリカの美術作品を収める二つの美術館の建設資金調達に成功)、米国外国貿易評議会、デイトン世界問題協議会、デイトン・パフォーミング・アーツ基金などの会長職を歴任
森山尚美[モリヤマナオミ]
1969年東京外国語大学英米語学科卒業。日本NCR、ウォルト・ディズニー・プロダクションズなどの勤務をへてフリー翻訳者に。日本論・昭和史関係の記事や論文の翻訳を多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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