出版社内容情報
情報リテラシーの教育が盛んな今、統計もまた基本的な教養となりつつある。本書は大学の教養科目レベルを想定し、日常の身近な題材から統計の世界を案内する。イラスト満載で個性的なコラムも交えた、名物教授による講義形式。
目次
ようこそ、統計の世界へ!
もし世界が100人の村だったら―統計と確率の基本は割合・比率
出生率は上がっても子どもの数は減ってゆく?―母数と割合・比率の関係
日本は格差社会か?―度数分布・累積度数分布・ジニ係数・パレートの法則
学力はどう測るのか?―平均値・標準偏差・標準化
畑のジャガイモはどのように育つか?―正規分布
予言するタコ?あるいはビールの目隠しテスト―二項分布
スープの味見?あるいはサンプリングの原理―母集団と標本の関係
日本人の身長は高くなったか?―平均値の推定・検定
内閣支持率あるいは選挙の開票速報―比率の推定、検定:比率の推定、検定
足の大きさから慎重を推理する―相関関係入門
冬の気温とお酒の売上げ―回帰分析と有意性の検定
ワインの質を予測する―重回帰分析
統計で人を騙したり騙されたりしないために
統計調査の実際
著者等紹介
原俊彦[ハラトシヒコ]
札幌市立大学教授。1953年東京生まれ。75年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。77年~82年独フライブルグ大学・哲学部第四類に留学、社会学・政治学・経済政策専攻、社会学博士(Ph.D.)。88年北海道東海大学国際文化学部助教授、95年同教授、2006年より現職。専門分野は、人口社会学、人口問題を中心とした社会統計分析、コンピュータシミュレーション・モデルの開発を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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