戦争の変遷

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戦争の変遷

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  • サイズ B6判/ページ数 417p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562047307
  • NDC分類 391.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

戦争は国家の「利益」を求めた行為ではない、それ自体が人類の営みなのだと看破、真っ向からクラウゼヴィッツの『戦争論』批判を展開したスリリングな名著がついに邦訳! テロとの戦いを予見、これからの国家のあり方までを見据える

戦争は国家の「利益」を求めた行為ではない、それ自体が人類の営みなのだと看破、真っ向からクラウゼヴィッツの『戦争論』批判を展開したスリリングな名著がついに邦訳! テロとの戦いを予見、これからの国家のあり方までを見据える。「日本語版序文」は必読!

【著者紹介】
防衛省防衛研究所戦史部室長。1985年獨協大学卒、99年オクスフォード大学博士課程修了。主な著書に『戦略原論』(共著)『リデル・ハートとリベラルな戦争観』『クラウゼヴィッツと「戦争論」』『名著で学ぶ戦争論』など。

内容説明

クラウゼヴィッツ以来、もっともラディカルな『戦争論』。これからの戦争の在り方と本質を看破し現代の戦略思想に大きな影響を与えた名著、ついに邦訳。

目次

第1章 現代の戦争
第2章 誰が戦うのか
第3章 戦争とはどういうものなのか
第4章 どのようにして戦うのか
第5章 何のために戦うのか
第6章 なぜ戦うのか
第7章 戦争の将来
結び 来たるべきものの姿

著者等紹介

クレフェルト,マーチン・ファン[クレフェルト,マーチンファン][Creveld,Martin van]
軍事史および戦略研究家。ロンドン大学経済政治学学院(LSE)で博士号を取得した後、1971年から2010年までイスラエルのヘブライ大学歴史学部で教鞭を執る。また、アメリカなど主要諸国政府の防衛問題アドバイザーとしても活躍

石津朋之[イシズトモユキ]
獨協大学卒、ロンドン大学SOAS及び同大学キングスカレッジ大学院修士課程修了、オックスフォード大学大学院研究科修了。防衛省防衛研究所戦史研究センター国際紛争史研究室長。拓殖大学、放送大学非常勤講師。「歴史と戦争研究会」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゃれら

14
冷戦終結直後の著作で当時は大いに批判を受けたらしいが、今日の状況を見事に予測している必読の良書。自分は「戦争」を忌避、唾棄すべきものとして目を背けてきたが、それにより大切なことを見落としてきたことを思い知らされた。本書は、戦争は「命を懸ける危険」があるからこそ、命を懸けるに値する魅力あるものになっていると主張する。戦争とは人を殺すことではなく、殺されるかもしれないという覚悟で始まるというのだ。政治の延長というクラウゼヴィッツ的な見方では、人類、社会、文明への理解は表層的にならざるを得ない。2022/05/26

hiyu

5
主張するところは理解できなくはない。P264の戦争とはとの指摘はなるほどと思う。ただし、クラウゼヴィッツ批判については非常に疑問。クラウゼヴィッツ的世界観はいわば教科書的な点もあり、従ってすべてを網羅できるものではない側面があると感じているが、そのあたりの言及は少ないと感じる。また、一部孫子の兵法書を思わせる内容も散見されているが、そのあたりの指摘はなかった。よって、なるほど以上の感覚になったかというと微妙。2017/02/01

ひろし

5
クラウゼヴィッツの想定した世界観と近代国家という概念に、自分がいかに囚われているかを痛感した。さらにそれが最早現実を説明できなくなりつつある現実にも気づかされた。本書が1991年に出版されたものであるが、その先見性には目を見張るものがある。長い歴史をさかのぼった考察は深く、また多様な観点から分析されており、非常に新鮮かつ説得力のあるものだった。2012/05/26

ウラー

3
クラウゼヴィッツ的戦争観の誤りを指摘。クラウゼヴィッツとその後の戦略家たちは、戦争が兵士によって行われることを忘れている。クラウゼヴィッツ的戦争観によって作られた正規軍は、現在多発する低強度紛争で役に立たない。p158「戦争法規のいちばんの役目は、軍隊自体を守ること」兵士の精神を守り、軍隊の力を無節操な暴力とは異なるものにする。p285の攻城戦と核戦争の比較が面白い。攻城戦では、包囲した側に十分な用意があれば必ず勝利できるため、それが分かると籠城側は降伏する。同様に核も無理心中以外の用途には使えない。2020/03/15

壱萬弐仟縁

3
戦争といえばクラウゼヴィッツの『戦争論』(フォム・クリーゲ、70ページ)を想起するが、本著は誰が、何を目的に戦っているのかを解明すると冒頭で宣言されている(15ページ)。核戦争とあるが、既に広島、長崎原爆、水爆、福一原発事故と核の放射能の恐ろしさは実体験しているため、決してやってはならない。インドやパキスタンも隣国でいがみ合っている。核戦争は大虐殺の別名(47ページ)。どうしたら軍縮を進めつつ、原発廃炉へ漏れのないように管理するか。国家への組織的暴力が戦争(75ページ)はカントも指摘。怒り⇒怖い痛い⇒死。2012/12/30

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