出版社内容情報
明治の中頃、資本主義と戦争の波に呑みこまれていく過程で、、極東の二つの国では十年を隔てて草の根の人々が流れに逆らって蜂起し、暴徒、逆賊として日本の軍隊に壊滅させられた。東アジアの視点で見る日韓の歴史。
内容説明
民権と独立への願いが農民によって昂揚した日本と朝鮮韓国の二つの民乱は、共に同じ明治政府の強圧に抑え込まれ、極東アジアにはさらなる国権の時代が…。その歴史の経験はいまだ克服されていない。
目次
序章 明治中葉、日本と朝鮮
第1章 蜂起に向けて
第2章 武装蜂起
第3章 秩父をこえて
第4章 世紀末の朝鮮
第5章 第一次東学農民戦争
第6章 日清戦争に向けて
第7章 第二次東学農民戦争
終章 終らない歴史
著者等紹介
河田宏[カワタヒロシ]
1931年東京生まれ。早稲田大学文学部社会学科中退、以後、日本近現代史、軍事史、民衆の歴史を中心に著述(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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