出版社内容情報
フランス料理の根幹である“キュイジーヌ・ブルジョワーズ”の歩みをたどる。フランス料理の歴史がブルジョワ(市民・有産階級)の人びとの歴史と絡めて語られており、現代のフランス料理がどのようにして今の姿になったのかを詳述。
内容説明
中世から現代にいたる1000年におよぶキュイジーヌ・ブルジョワーズの歴史を豊富なエピソードでたどる名著。各時代の貴重なルセット(レシピ)付。
目次
まえがき(われらは皆ブルジョワ;キュイジーヌ・ブルジョワーズの概念 ほか)
第1章 キュイジーヌ・ブルジョワーズの歴史―中世(当時の社会構造と概況;自由人としてのブルジョワ ほか)
第2章 発見から革命へ―一六世紀から一八世紀まで(当時の社会構造と概況;大発見 ほか)
第3章 キュイジーヌ・ブルジョワーズの支配―一九世紀(当時の社会構造と概況;ブルジョワの空間 ほか)
第4章 ブルジョワジーの衰退とキュイジーヌ・ブルジョワーズの勝利―二〇世紀(当時の社会構造と概況;大戦 ほか)
著者等紹介
トゥーサン=サマ,マグロンヌ[トゥーサンサマ,マグロンヌ][Toussaint‐Samat,Maguelonne]
1926年、パリ生まれ。作家、歴史家、ジャーナリスト。フランスの雑誌に寄稿するほか、料理・歴史・フランス文化関連の著作を多数執筆。専門領域は、フランスおよびイタリアの中世からルネサンス。Histoire naturelle et morale de la nourriture(邦題『世界食物百科』)で、文芸家協会歴史賞およびルレ・グルマン文学賞を受賞
太田佐絵子[オオタサエコ]
1958年生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学専攻卒業。千葉県柏市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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