出版社内容情報
世界には宗教的・民族的な聖なる地への路が、網の目のように走る。自然を崇拝し、シンボルを創造し、技巧と暗喩を駆使した装飾が人間固有の祈りの場を育んできた。人々を魅了する聖地の特殊性を浮かび上がらせる希有な一冊。
第1章 歴史と神秘 ── ナラン湖/嘆きの壁/泰山/ブッダガヤの菩提樹/アッピア街道/バラナシ/メッカ/バハイ世界センター/ツォディロの岩絵/セネガンビアの環状列石/クムラン洞窟/フィンドホーン・コミュニティ
 第2章── 巡礼路と旅立ちの理由/イヌクシュイト/ミナークシ寺院/パリタナのジャイナ教寺院群/クンブ・メーラ沐浴祭/四国遍路/アダムズ・ブリッジ/聖マリア教会/メジュゴリエ/ブジャガリの滝/セドレツ納骨堂/ルモーン・ブラバン半島/パナギア・エヴァンゲリスト教会/
第3章── 路上にて/ウイチョル族の巡礼/スリパーダ山頂巡礼/伊勢神宮 内宮・外宮/パクオウ洞窟/聖ビリヌス記念巡礼/受難劇/ネボ山/オボー/族長たちの墓/シトー会施設巡礼/黒の教会/チチカカ湖 
第4章── 内なる心の旅、聖なる世界/シュラバナベルゴラ/スリーマハー菩提樹/ガラパゴス諸島/アミアン大聖堂/チャクチャク/プランバナン寺院/ファティマ/パインリッジ居留地/ピーターボロ・ペトログリフス州立公園/ルンビニ/モナルカ蝶保護区/アイオナ島
 第5章── 到達と儀式/ポタラ宮、ジョカン寺/仏歯寺、ペラヘラ祭/広島平和記念公園/聖週間/黄金寺院/ヤーニ祭/コナーラク太陽神寺院/ストーンヘンジ/リンディスファーン島/スルタンアフメト・モスク/テゼ共同体/サンティアゴ・デ・コンポステーラ
内容説明
地上には数多くの聖地が点在する。人は祈りの道、祈りの場を目ざして移動してきた。これまでユダヤ教、キリスト教、イスラム教の「アブラハムの宗教」の伝統が中心になりがちだったが、本書はインド、ネパール、スリランカ、アメリカ大陸、オーストラリア大陸、そして新たな視点も交えた日本の広島平和記念公園などを広範に紹介している。
目次
1 歴史と神秘(ナラン湖;嘆きの壁 ほか)
2 巡礼路と伝承(イヌクシュイト;ミナークシ寺院 ほか)
3 路上にて(ウイチョル族の巡礼路;スリパーダ山頂巡礼 ほか)
4 内なる心の旅、聖なる世界(シュラバナベルゴラ;スリーマハー菩提樹 ほか)
5 到達と儀式(ポタラ宮、ジョカン宮;仏歯寺、ペラヘラ祭 ほか)
著者等紹介
ハインド,レベッカ[ハインド,レベッカ][Hind,Rebecca]
イギリスの聖地の保護、向上、開発を目的とする「聖地プロジェクト」と、世界の宗教の信条に従いながら自然環境保護と維持に努める慈善団体「宗教と自然保護の同盟」に6年間アーティストとして参画。現在は大学や美術館で人物写生画や絵画を教え、イングランドのドーチェスターオンテムズに在住
植島啓司[ウエシマケイジ]
1947年東京生まれ。宗教人類学者。東京大学卒業。東京大学大学院人文科学研究科(宗教学専攻)博士課程修了。シカゴ大学大学院に留学後、NYニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチ客員教授、関西大学教授、人間総合科学大学教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ドナルド@灯れ松明の火
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