内容説明
戦争とは何か。何のためにするのか。いかに、するべきものなのか…。難解とされる『戦争論』を、原書の構成にしたがい、わかりやすく簡潔に解説。兵法学上の不朽の名著を現代に生かす入門書。
目次
序説
第1篇 戦争の本質について
第2篇 戦争の理論について
第3篇 戦略一般について
第4篇 戦闘
第5篇 戦闘力
第6篇 防御
第7篇 攻撃(草案)
第8篇 作戦計画(草案)
終説
著者等紹介
井門満明[イドミツアキ]
1913年愛媛県生まれ。1934年陸軍士官学校、1941年陸軍大学校卒業。太平洋戦争の終始、華北で師団一軍・方面軍参謀歴任。後、防衛研修所員、調査学校長。国防史論(支那事変)、旧ソ連の国防における東欧、現代戦争論を研究対象とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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蟹
2
なんと1982年の新装版で、旧陸軍将校・退役自衛隊幹部による解説。クラウゼヴィッツの言いたかったであろうことを最大限斟酌しながらも、その限界についても的確に指摘している。あの大著をかなり分かりやすく、短くまとめており、クラウゼヴィッツ入門としてはかなり良いのではないか。特に、これを軍人が書いた軍人のための書物としてとらえ、安易な引用には与しない硬派な一冊。解説にあるとおり、確かに「摩擦」に関する言及の少なさは残念ではある。2018/12/14
さいごの砦
1
難解な戦争論を結論のみ拾って教えてくれる解説本。 概略を掴む程度なら丁度いい。2017/09/27
hamham
0
これでもまだ難しい2013/12/08
ろーじゃ
0
難解と言われるクラウゼヴィッツの著作を、噛み砕いて分かりやすい形で説明し直しています。簡単な形でクラウゼヴィッツの思想を知りたいという人への導入向けです。2012/12/03