内容説明
紀元前五世紀から二十世紀まで、軍事的に重要な世界の戦争を鮮やかに分析して構築した「間接的アプローチ理論」のすべて。クラウゼヴィッツ『戦争論』と並び称される二十世紀の戦争学・戦略学の名著。下巻では第一次世界大戦以降の戦いと戦略の原理、戦略の神髄を説く。
目次
第2部 第一次世界大戦の戦略(西部戦域における諸計略とその問題点一九一四年;東北戦域;東南(地中海)戦域
一九一八年の戦略)
第3部 第二次世界大戦の戦略(ヒトラーの戦略;ヒトラーの連続的勝利;ヒトラーの凋落;ヒトラーの没落)
第4部 戦略および大戦略の原理(戦略の理論;戦略および戦術の真髄;国家目的と軍事目的;大戦略;ゲリラ戦争)
著者等紹介
リデルハート,ベイジル・ヘンリー[リデルハート,ベイジルヘンリー][Liddell Hart,Basil Henry]
1895年~1970年。ケンブリッジ大学で歴史学を専攻。第一次世界大戦では陸軍将校として従軍し、西部戦線で負傷。後陸軍教育団に所属するが、1927年、大尉で退役。以後、作家、ジャーナリストとして、軍事史、軍事評論家として活躍。戦争の世界史を解読し「間接的アプローチ戦略」を提唱した
市川良一[イチカワリョウイチ]
1933年埼玉県菖蒲町生まれ。1956年京都大学農学部農林経済学科卒業。航空自衛隊幹部学校教官(指揮・管理・戦史担当)を経て、航空自衛隊第五航空団副司令(F15初度配備・運用に参画)、防衛庁防衛研究所所員(戦略・安全保障担当)を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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