出版社内容情報
差出人不明のラブレターに心を奪われた日から、ひとりのままでいるカリオペ。そんな彼女に熱い視線を送るガブリエルだが……USAトゥデイ紙のベストセラーリスト常連作家、ついに邦訳登場!
19世紀英国。カリオペは5年前に差出人不明のラブレターを受け取った。そのときプロポーズされていたが、ラブレターに心奪われるあまり、断ってしまう。その後、他の女性たちにもラブレターが送られていたことを知って傷つくが、今なお謎の差出人を忘れることができず、独身でいた。
ある日カリオペは、馬車の事故でけがを負った従妹パメラの見舞いでファローホール屋敷に行くことになった。パメラはかつてカリオペが求婚を断ったミルトンと結婚したばかりだ。彼と再会するのは気が重い。
屋敷にはミルトンの友人のエバハート卿ガブリエルと、他に二人の男性が滞在していた。カリオペは、パメラから最近ラブレターを受け取ったと聞かされ、もしや謎の差出人がこの屋敷にいるのではないかと疑う。そしてしばらくファローホールに滞在し、差出人を捜そうと考える。
一方、5年前にカリオペに一目惚れしていたガブリエルは、ある秘密を抱えていた。自分の熱い想いをカリオペに打ち明けることもできず、苦しむガブリエル。そしてカリオペはついに差出人の正体を知るのだが……。
ヴィヴィアン・ロレット[ヴィヴィアンロレット]
岸川由美[キシカワユミ]
内容説明
19世紀英国。5年前に差出人不明の恋文を受け取った日から、カリオペはずっとひとりのまま。男爵からの求婚を断るほど、情熱的な文面に心奪われた彼女だったが、同様の手紙が何人もの女性たちに届いていたことを知り、想いは打ち砕かれた。それでも今も、社交界で「カサノヴァの手紙」と呼ばれたその恋文を、時折読み返している。ある日、怪我で療養中の従妹を見舞ったカリオペは、「カサノヴァの手紙」らしき恋文を最近もらったと従妹から打ち明けられ、動揺する。ちょうどその時、従妹の屋敷に滞在していた子爵ゲイブリエルがカリオペに熱い視線を送っていた。実は彼は、かつてカリオペに焦がれて恋文をしたためたが、名乗り出ることができなかったのだ。その理由は…。USAトゥデイ紙のベストセラーリスト常連作家が描く、繊細な愛の物語。
著者等紹介
ロレット,ヴィヴィアン[ロレット,ヴィヴィアン] [Lorret,Vivienne]
USAトゥデイのベストセラーリストにたびたび登場する人気作家。Avon Impulse社からThe Rakes of Fallow Hallシリーズ三部作、The Wallflower Weddingシリーズ五部作、The Season’s Originalシリーズ三部作が出版されている。家族は夫と息子2人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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