出版社内容情報
ヴァイオレットのために科学者として活動してきたセバスチャンだが、二人にはある秘密があった。彼は愛ゆえにそうしてきたのだが……1867年、イングランド。ヴァイオレットは幼なじみで気鋭の科学者であるセバスチャン・マルヒュアの講演会場にいた。
遺伝に関する彼の画期的な理論は大きな評判を呼び、講演会はいつも大盛況だ。
しかし、実際にその研究をしているのはヴァイオレットなのだった。女性が学問にたずさわることには、まだまだ偏見が持たれていた時代。彼女が自分の名前で論文を発表しようとしても学会から相手にされなかったため、やむなく彼に影武者を依頼し、研究成果を発表してもらってきたのだ。
セバスチャンは親友である彼女の願いを叶えるために、科学者のふりをしてきたが、周囲に嘘をつきつづけることに限界を感じはじめていた。やめる決意をし、ヴァイオレットに切り出すと、彼女は大きなショックを受ける。しかし話し合った末、互いのために最善となる道を探そうという結論になった。
セバスチャンは密かにヴァイオレットを愛していて、彼女のことをずっと見守ってきた。だが、ヴァイオレットは厳格な母親の影響や、かつての悲しい思い出のせいで、恋愛に関する情熱を抑えこんで生きている。それにセバスチャンは放蕩者として有名でもあったので、彼が愛を告げても、彼女は素直にそれを受け入れられない。
ヴァイオレットが生きる道は、そして二人の関係はどうなるのか。RITA賞ファイナリストが描く、至高の愛の物語!
コートニー・ミラン[コートニー ミラン]
岩崎 聖[イワサキ ヒジリ]
内容説明
19世紀英国。ヴァイオレットは幼なじみで気鋭の科学者であるセバスチャンの講演会場にいた。遺伝に関する彼の画期的な理論は評判を呼び、講演会はいつも大盛況。しかし、実際にその研究をしているのはヴァイオレットなのだった。女性が学問にたずさわることなど認められていなかったため、やむなく彼に影武者を依頼し、研究成果を発表してもらってきたのだ。だがこうすることが本当に彼女のためなのかと、セバスチャンは悩み続けてきた。彼は密かにヴァイオレットを愛し、見守ってきたが、彼女は厳格な母親の影響や、かつての悲しい体験のせいで、恋愛に関する情熱を抑えこんで生きている。それにセバスチャンは放蕩者として有名でもあったので、愛を告げられてもヴァイオレットは素直に受け入れられず…RITA賞ファイナリストが描く、至高の愛の物語!
著者等紹介
ミラン,コートニー[ミラン,コートニー] [Milan,Courtney]
コンピューター・プログラマーや犬の訓練士といった様々な職業を経て、2010年に作家デビュー。以来、ニューヨーク・タイムズやUSAトゥデイのベストセラー・リストの常連となり、RITA賞ファイナリストにも選ばれた人気作家である。現在はロッキー山脈のそばで暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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