ライムブックス 甘い嘘は天使の仕業

ジェームズ，エロイザ【著】〈Ｊａｍｅｓ，Ｅｌｏｉｓａ〉/白木 智子【訳】

原書房（2012/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 567p／高さ 15cm
• 商品コード 9784562044276
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

ロンドンの子爵家に嫁ぐため、インドからやってきた令嬢ギャビー。しかし、上流社会の洗練されたふるまいを身につけていない彼女は失敗ばかり。そんな彼女を優しくフォローしてくれたのが、婚約者の兄クイルだった……。

内容説明

インド育ちの貴族令嬢ギャビーは、親同士が決めた貴族との結婚のために英国へ向かっていた。会ったこともない婚約者との幸せな結婚生活に夢を馳せながら。そんな彼女を港で出迎えたのはなぜか結婚相手ではなく、その兄のクイル。そもそも子爵家の長男であるクイルが結婚相手だったのだが、事故の後遺症で結婚生活が困難なため、やむなくクイルの弟に白羽の矢が立ったのだった。結婚に乗り気でない弟は洗練された女性を好む完璧主義者で、上流階級の作法を身に着けていないギャビーは、初対面から失敗ばかり。それでも婚約者に嫌われまいとけなげに振る舞う彼女を、クイルは放っておくことができなかった。そして何かとかばってあげるうちに、ふと自分がギャビーにだけ心を許していることに気づき…。寡黙で聡明なクイルに訪れた、切ない恋の物語。

著者等紹介

ジェームズ，エロイザ［ジェームズ，エロイザ］［Ｊａｍｅｓ，Ｅｌｏｉｓａ］
リサ・クレイパスらと並ぶニューヨーク・タイムズ・ベストセラー作家で、ＲＩＴＡ賞に何度もノミネートされている実力派。ナショナルリーダーズチョイス賞、オンライン書店Ａｍａｚｏｎ．ｃｏｍとＢｏｒｄｅｒｓそれぞれのＢｅｓｔ　Ｒｏｍａｎｃｅｓ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｙｅａｒにも輝く。ハーバード大学を卒業後、エール大学で博士号を取得。イギリス文学の教授となり、オックスフォード大学出版局から研究書も出版している。現在は家族とともにニュージャージー在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

冷酷な父親に育てられ自分に自信のないインドで育った女性が、結婚相手の元へ行くためにイギリスへ旅立ちます。けれども、彼女を待ち受けていたのは婚約者の兄。でも彼って結婚相手候補ではあったものの諸々の理由で辞退したんだけどなんということでしょう会ったらこの女子可愛すぎじゃない？…お兄のわがままで色々皆振り回されていい迷惑。なんか散漫な印象があってもったいないけれど、登場人物がみんな生き生きしていて暖かなお話です。

2021/01/13

[Natsumi]

再読。古本売。ヒストリカル。親の決めた貴族同士の結婚。無駄に長い。白木智子訳

2020/08/23

[rokoroko]

ボディスが落ちちゃうほど豊満な胸を持つヒロイン。自分の思う通りに、いろいろ考えて計画し嘘までつくので、ヒーローは翻弄されちゃう。楽しめたけど再読しないかも

2012/11/16

[あかいトマト]

ヒロインのとっぴょうしもない行動 言動にいつもは無表情のヒーローがニヤリとしたり声を出して笑ってしまう所が良かった。結婚の障害をはっきりと伝えなかったヒーローと、治してあげたい一心で勝手に薬を飲ませたヒロインは、お互いに問題ありですが、さまざまな欠点のあるヒロインを包み込んでくれるヒーローと、表面的な事にこだわらず、周りを巻き込んでいくおおらかな優しさを持ったヒロインは私には好印象です。サイドストーリーの人名がたくさん出てきて疲れました。公爵夫妻はステキでした。

2013/04/26

[kokorika]

弟には太ってる、落ち着きがないとみえるヒロインが、ヒーローには豊満な美女になる。インド育ちの型破りのヒロインが目新しいが、やはり小さなことでも嘘や隠し事をするのは良くないと思う。特に終盤はヒーローの為とはいえ、嘘をつかずもう少し思慮深く行動した方がよかったと思った。

2018/04/26