ライムブックス ふたりは真夜中を翔んで

スパークス，ケリリン【著】〈Ｓｐａｒｋｓ，Ｋｅｒｒｅｌｙｎ〉/白木 智子【訳】

原書房（2011/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 486p／高さ 15cm
• 商品コード 9784562044016
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

ヴァンパイア同士の抗争が起きているニューヨーク。ＣＩＡ局員エマは、セントラルパークへ巡回にやって来た。すると彼女の前に、突然ハイランドの戦士のような男性が現れる。惹かれあった二人は翌日の夜も会う約束を交わすが……。

内容説明

両親をヴァンパイアに殺されたエマは、敵討ちを誓いＣＩＡの特殊チームに所属した。でも任されるのは調査ばかり。業を煮やして１人でヴァンパイア狩りに乗りだすようになったが、夜のセントラル・パークを巡回していたある日、キルト姿のたくましく美しい男性に出逢う。ハイランドの戦士のような姿の彼はアンガスと名乗り、危ない真似を控えるようエマを諭す。一体彼は何者？実はヴァンパイアの戦士であるアンガスは、人間だった頃も今も気高い戦士であり続け、ナイトの称号まで持つ。彼は復讐にとらわれるエマに、善良なヴァンパイアもいることを理解してもらおうとするのだが…。惹かれ合いながらも、過去の傷のせいで自らの想いにとまどう、ふたりの恋の行方は―？大好評シリーズ第三弾。

著者等紹介

スパークス，ケリリン［スパークス，ケリリン］［Ｓｐａｒｋｓ，Ｋｅｒｒｅｌｙｎ］
２００２年、“Ｆｏｒ　Ｌｏｖｅ　ｏｒ　Ｃｏｕｎｔｒｙ”でデビュー。２００５年に出版した“Ｈｏｗ　ｔｏ　Ｍａｒｒｙ　ａ　Ｍｉｌｌｉｏｎａｉｒｅ　Ｖａｍｐｉｒｅ”（邦訳『くちづけはいつも闇の中』）から始まったＬｏｖｅ　ａｔ　Ｓｔａｋｅシリーズが大人気となり、各巻ともＵＳＡトゥデイ、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに名を連ねる。２００９年、シリーズ４作目の“Ｔｈｅ　Ｕｎｄｅａｄ　Ｎｅｘｔ　Ｄｏｏｒ”がＲＩＴＡ（米国ロマンス作家協会）賞のパラノーマルロマンス部門にノミネートされた（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mum0031]

CIA局員のエマと、警備調査会社社長のアンガス。 ヴァンパイア撲滅チームの局員のエマが、ヴァンパイアの戦士のアンガスと出会い、２種類のヴァンパイアの存在を知る。 エマに惹かれ、保護本能につき動かされるアンガスの、公明正大な精神に次第に引かれていくエマ。 エマがヴァンパイアに変化した事を 受け入れ、アンガスと共に生きる？事を選択。 物事の捉え方や、何に重きを置くかで 人それぞれ価値観が違うけど、似た者同士なら上手くやっていける。

2018/02/01

[ショコラテ]

前作がイマイチだったので、読もうかどうしようか迷いましたが、読んで正解でした。全体的にコミカルな印象で読みやすかったし、なによりもアンガスが良い人で。テレポートした後に「本当に体の全部が間違いなく揃っているか」を確認せずにいられない、というのはツボでした。気持ちはわからなくもないけど、心配なのはソコだけなのか（笑）。ていうか、見て確認しないとわからないもんなんですか？男性の方。

2011/10/20

[Mrs.涼子]

面白かったぁ。出だしは相変わらずのノー天気パラノーマルだけど、終盤でウルウル。ハイランダーのヒーロー頑張ったぁ。ヒロインは勇ましい女戦士。次作もとっても楽しみ。

2011/01/19

[erie]

シリーズ三作目。おもしろかった。ＣＩＡ局員でヴァンパイア・ハンターのエマとヴァンパイアで警備会社社長のアンガスの話。マルコンテンツのヴァンパイアが四人殺されたため、ローマンたちの仕業と思われて一触即発の事体となっている。戦いを回避するため、エマがヴァンパイアハンターだと突き止めたアンガスは、ヴァンパイアを殺すのを止めるよう説得に乗り出す。前回よりは血なまぐさくシリアスな展開でした。ヴァンパイアを頑なに憎むエマの心を少しずつ解きほぐしてゆくアンガスがとっても誠実で一途で◎

2011/01/12

[buchi]

今作も面白かった。このシリーズの中では一番サクサク読めたかな。 シャナとローマンの子供が誕生したり、ショーンがちょっと改心したり、マルコンテンツたちが悪さをしようと企んでいそうだったり、これからのストーリーにも影響がありそうな部分も進展してきた・・・のに、続きはないんですかーーー（泣

2014/07/07