出版社内容情報
ボストンの名家の娘ローラはクリスマス・パーティで出会った兄の友人のジェイソンと結婚。しかし身分や育った環境の違いから誤解が生まれ、なかなか心を通わせられず……。2大カリスマ作家によるスペシャルなアンソロジー!
内容説明
『聖なる夜に誓いを』―19世紀米国。ジェイソンはクリスマスに大学の友人の家に招かれ、その美しい妹ローラに心を奪われる。やがて事業で大成功をおさめたジェイソンはローラと結婚するが、アイルランド移民である自分とボストンの上流階級に生まれた妻との溝が埋められず…。『過去から来た恋人たち』―祖母の策略により、アントニアは英国ウェールズ北部の山間にある古城で、かつての婚約者ライオンズホール公爵とともにクリスマスを過ごす羽目に。しかしそこでは奇妙な出来事が…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イヴ@乗馬に夢中
13
2作からなる短編集。リサクレ作品は夫婦再生もの。ヒーロージェイソンの差別の過去が何ともね、いつの時代でもあるから可哀想だった。二人の雪合戦のシーンは良かった。リサクレらしい優しさあふれる作品。個人的には2作めが興味深かった。ウィンゲート城で起こるあり得ない設定、まぁ幽霊さん登場します。幽霊が二人をくっつけるのを手助け、あとは祖母の賢さもあって面白かった。2018/06/02
キッチンタイマー
6
短編集、どっちも面白かった。クリスマスをテーマに作品を読んだのもあるんだけど、リサクレはただ贈り物したり懐かしがったり愛しあったりするだけがクリスマスじゃなくてほろ苦い思い出の裏側の理解と幸福感、家族ってそういうのがつきものだから、というか。フーパーの方はもう楽しんでくれれはいい感じ。暖炉の前で夜更かししながら怪談聞いてて。このロマンチックな話を、っていう感じです。2014/12/17
みろん
6
「聖なる夜に誓いを」…夫婦再生話なんだけど、付き合い始めのカップルみたいにすごくピュア! この切なさが良かった。「過去から来た恋人たち」…メロメロヒーローだわ。最後どうにかして幽霊にも幸せになってほしかった…。2011/01/18
oneoeight
6
「聖なる~」超箱入りお嬢様ヒロインとヒロインスキーなのに優しく出来ない劣等感ある頑なヒーローとのお話。全く違う環境で育ったH/Hのすれ違いがほろ苦く切ない。ただ甘いだけじゃないのがイイと思った。夫婦になったからといって、努力を怠れば心は通じ合わないのネ。「過去から~」ヒーローに気持ちを残しながらも理由あって別れを決めたヒロイン設定って大好物♪(* ̄ω ̄)盛り上がったんだけど、婚約解消の理由が自己完結で潔癖すぎない?(; ̄д ̄) 悪い人も成敗できないのがモヤモヤ。最後、盛り下がった↓ また読みたい度30%2010/12/28
zawa
5
2話とも、誤解や先入観がもとですれ違っていたカップルが関係を修復していく話。どちらも誤解を解いていく過程に無理がなくて、よかった。フーパーの方のお話、幽霊たちの最期がかなしい。。。2011/01/10
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