内容説明
19世紀英国。放蕩のせいで遺言状から名前を外された伯爵の子息アンドルー。相続権を取り戻すため、改心したと見せかけて父親を言いくるめようと考えた彼は、きまじめな人柄で知られるキャロラインに、結婚を前提に交際しているふりをしてほしいと頼む。彼女は気が進まなかったが、弟がつくった多額の借金を肩代わりするという交換条件を出され、やむなく承諾。心が通うことなどないと思っていた2人だったが…キャピタル劇場の名優ローガンの弟、アンドルーに訪れた真実の愛。
著者等紹介
クレイパス,リサ[クレイパス,リサ][Kleypas,Lisa]
これまでに多数のロマンスを執筆し、12カ国語に翻訳されている。1985年にミス・マサチューセッツに選ばれ、アトランティックシティで開かれたミス・アメリカ・コンテストにも出場した。ウェルズリー・カレッジで政治学を専攻したあと、21歳で処女作を出版。作品は「ニューヨーク・タイムズ」、「USAトゥデイ」、「パブリッシャーズ・ウイークリー」などのベストセラー・リストの常連である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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菫子
18
キャピタルシアター・シリーズ2.5作目(短編)(原題 I Will)キャピタル劇場の名優ローガンの弟アンドルーがヒーロー。リサクレイパス作品の魅力のひとつは描写の緻密さにあるけれど短編になっても萌えが詰め込まれていて満足感が高い。所々描写が粗くて物足りないけれどその分サクサク読めたので忙しいときに最適。放蕩ヒーローと生真面目ヒロインという王道カプ。だけどヒロインが大胆な行動に出るところや、心情的に盛り上がるホットシーンも素晴らしい。クリスマスプレゼントはタイトルどおり最高の(萌える)贈り物でした。 2017/11/24
イヴ@乗馬に夢中
17
Capitol Theatr3、ローガンの異母弟である伯爵の息子アンドルー×眼鏡女子キャロライン。遺産相続したいアンドルーが父の機嫌をとるため、キャルーに交際しているフリをしてほしいと頼む、、放蕩アンドルーが眼鏡女子、生真面目さんにぞっこんになっていくところは良かった。ページが少ないのが残念。もっと読みたかった。2018/05/14
rokoroko
9
字も大きくて、薄くて、これで一冊。面白かった。、俳優ヒーローのスピンオフ2016/10/29
ゼニガメ
7
【時代・歴史週間】放蕩が過ぎて相続を外されたアンドリューと生真面目なオールドミスのキャロライン。訳あって、二人は恋人のふりをする。初リサ・クレイパス。短編なので駆け足で話が進むが、心理描写がきっちり押さえてあるので大満足。シリーズものらしく、前作を読んでいないのでアンドリューの父の非道っぷりがいまいち分からん。そちらも読んでみよう。2018/02/25
ネフェルティア
7
本の厚さがとても薄くて、しかも字も大きいし、行間の幅も広いけど、短いわりに思っていたよりも内容は充実していた。キャピタル劇場のローガンの異母弟アンドルーがヒーロー。アンドルーがキャロラインに求婚のフリをしているうちに、まともな人生を真剣におくるようになったのかと思ったら、最後はダメダメでちょっとガッカリヒーロー。とはいえ、これだけの短さで紆余曲折を描くのはやっぱりリサクレイパスならではと思う。リサクレイパスのヒストリカルで、長編の新作を読みたいなー。2015/12/15
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