内容説明
20世紀初頭。アメリカの富豪令嬢ルイーズは、親が決めた結婚相手、フランス人貴族シャルルのもとへむかう豪華客船に乗っていた。ある日彼女の船室に、ジャスミンの花が届く。「この花について知りたいなら、会いにきてくれ」というメッセージと共に。ルイーズは贈り主の謎めいた男性に惹かれてゆくが、彼と会うのはいつも闇の中。名前はおろか、顔もはっきりとは分からない。だが正体を明かさず彼女に近づいた彼は、いまさら真実を告げられなかった。それというのも…ついに下船の日がやってきた。船上の彼に想いを残したまま、婚約者に会うルイーズ。一方、彼女を出迎えたシャルルは!?RITA賞受賞作家が描く、華麗なるヒストリカル。
著者等紹介
アイボリー,ジュディス[アイボリー,ジュディス][Ivory,Judith]
RITA賞受賞をはじめ、さまざまな賞を受賞、またはファイナリストとなる気鋭のロマンス作家。数学の学位を持ち、公立小学校やマイアミ大学で教えたり、YMCAなどで執筆のセミナー、地元マイアミのブックフェアなどでの講演も行なっている。フロリダ州マイアミ在住。邦訳に、RITA賞受賞作『舞踏会のレッスンへ』、『美しすぎて』(いずれもライムブックス)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
29
18歳の美少女が、フランスの公爵様に嫁ぐため両親と航海中…という出だし。お金持ちで美人だけど不満だらけの彼女、とっつきにくいですが、自分のしたいこともまだ決まっていないのに見知らぬおじさんに嫁がされる高3女子が恋をしたいなあ…と思う気持ちはよくわかります。そんな純情を弄び、後に自分の嘘で苦しむ男子は自業自得。航海様子や電報などの先端技術、香水の薀蓄は楽しかったけれど、なんだか散漫な印象のお話でした。2018/12/25
アクアマリン
1
表紙のネックレス、バラ、香水。話の中に出てくるもの。ヒロインが、わがまま。親が決めた婚約者がいるのに、関係をもつとか、ヒーローもヒロインを騙すとか、面白いけど、あまり好きではない。でも最後まで読みました。2019/01/04
まろんずら
0
★★☆☆☆ 顔だけ我が儘ヒロインが最後まで好きになれなかった。しかし少々卑屈ながらも闇の中でしか自分を出せないヒーローは好みだったので星二つ。船を降りてからが長く読むのがかなりつらかった。聡明なはずのヒロインがなぜ同一人物とわからないのかももやもや2015/07/25
たん
0
★☆☆☆☆ 展開も主人公二人の感じもいまいち。かったるかった。2013/05/08
nayui
0
★☆☆☆☆