出版社内容情報
古代エジプトの遺産ロゼッタストーンの発見の様子、碑文解読を試みた2人の天才、英仏二大国の争いに翻弄された古代遺産の数奇な運命など、ロゼッタストーン解読のドラマを描く。
内容説明
ロゼッタストーン発見と解読のすべて。石発見の歴史から、シャンポリオンほか多くの解読のドラマまで、ロゼッタストーン解読史の最良の入門書。
目次
第1章 薄れゆく光
第2章 英仏の戦い
第3章 科学者トーマス・ヤング
第4章 芸術家ジャン=フランソワ・シャンポリオン
第5章 よみがえる古代エジプト
第6章 戻ってきた光
第7章 シャンポリオンの後継者たち
第8章 石に刻まれた言葉
第9章 石は誰のものか?
著者等紹介
レイ,ジョン[レイ,ジョン][Ray,John]
大英博物館勤務、イェール大学客員教授、シカゴ大学客員教授などを経て、ケンブリッジ大学エジプト学教授。英国学士院会員。テレビ番組にレギュラー出演するほか、ロンドン・タイムズの書評紙、タイムズ・リタラリー・サプルメントに寄稿している
田口未和[タグチミワ]
1963年、北海道生まれ。上智大学外国語学部卒。新聞社写真記者を経て、現在は撮影活動を続けながら、ノンフィクションを中心に翻訳に携わる。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
1
ふむ2021/03/13
ラガードー
0
解読法の話ではない。解読した学者の経歴やナポレオンのエジプト遠征やロゼッタストーンが彫られた経緯などが、本著の主な内容。例えば蜂(bee)の絵と葉(leaf)の絵を並べて信仰(belief)を表す語呂合わせがある。しかし英語だから通じる訳で、蜂や葉の絵と信仰とは無関係だ。同様にヒエログリフも、文字が元の事物をそのまま示すとは限らない。…と、シャンポリオンが気付くまでの研究の経緯が5ページほどで紹介されていたが、この経緯をもっと掘り下げられなかったものか。2017/03/12
もぐら
0
内容は面白いのに、翻訳が直訳気味で読みづらかった。2020/11/14