出版社内容情報
歴史に残るさまざまな資料を収集。中国の食文化を300点以上の図版で簡潔に解き明かした第一人者による名著がついに邦訳。
内容説明
食材、調理、食器、作法、歴代の食通たちを通じて歴史、社会、思想を彩ってきた「中国飲食」の根幹を図版とともにわかりやすく解き明かした最新決定版。
目次
第1章 料理と料理人
第2章 銘々膳から食卓へ
第3章 茶と酒
第4章 宴席における作法
第5章 中国古代の飲食文化
歳時飲食文化
考古学からみた中国古代の飲食文化
著者等紹介
王仁湘[ワンレンシアン]
1950年湖北省生まれ。中国社会科学院研究生院(大学院)考古系を卒業後、同科学院考古研究所の研究員(大学教授に相当)
鈴木博[スズキヒロシ]
東京大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Dash-Checker
10
図説といいながらあまり図はない。だが、文字情報の濃さは特筆すべきものがある。分厚いが資料本としても読み物としても実に興味深い。ハンバーグに似たものが紀元前からあったのにはビックリ。通史として書かれていないので、中国史に暗いと話についていけないかも。2024/07/01
もち
4
フォークは西洋ではそう古くないが、中国では数千年前に使われていた、蒸気機関車が発明される何百年も前から中国では蒸す料理があるなど、時折覗く国粋主義が少しおもしろかった。百科事典のようなボリュームで、読むのに時間がかかったが、おもしろかった。2022/05/01
あや
3
とても重くて厚い。返却期日まで日がなかったので後半はかなり急ぎ足で読んでしまったが、夏の時代から近代までさまざまな話題が含まれており、面白い逸話も多かった。中国史自体全く詳しくないのだが、これから学ぶためにまず「食」という現実的な切り口から宮中を中心とした全体的な文化・風習を概観できたと思う。そのまま残ってる餃子可愛い。2024/04/26
メルセ・ひすい
2
8-51 赤162 前漢代の司馬遷(前145~135??)の『史記』からの食とは。意表を突く見解・・新鮮な発見? 網羅的な歴史 特徴とは①考古学専攻です…炊事用具の発掘を解析 食器などの文物を素材として、古代の中国食文化を具体的に追跡。②周辺の膨大な文献を縦横無尽に駆使して多種多様の角度から食の諸相を浮き彫りに。「中国食文化百科全書」です。図版もバッチリで興味深く、よく出てくる四千年のの歴史は ダテジャナイんだぜ。 模倣してません。先行・・またまた先行です。 2007/06/08
ボ~
0
図書館本だったので、途中で返さざるを得ないことになってしまった。面白かったので、買って読むか。2010/02/10
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- 和書
- ごめんやさい