内容説明
著者ら「石鳥谷花の会」が、元岩手県立図書館長の高橋寛様のご指導で、郷土の先人「淵澤能恵」の顕彰を思い立ち、関係者を訪ね、史跡を調べ、文献の収集に努め、ソウルの淑明女子中高等学校まで訪ねて、二年がかりの調査報告書を発表すると、「岩手日報」で記事になり、大きな反響を呼んで、多くの方々から「能恵」に関する貴重な史料や情報が寄せられるようになりました。この本は、そうした多くの人々のご協力、ご好意に支えられて上梓できたものです。
目次
第1章 ご存知ですか、韓国女子教育の礎を築いた淵澤能恵
第2章 淵澤能恵の出生とその時代
第3章 訪れた転機…釜石時代からアメリカ遊学へ
第4章 教育者の道へ
第5章 淑明高等女学校からさらなる発展へ
第6章 激動の中で
第7章 能恵の事業から学ぶものは
著者等紹介
村上淑子[ムラカミシュクコ]
石鳥谷町花の会会長。1930年(昭和5年)岩手県花巻町(現・花巻市)に生まれる。1946年(昭和21年)、岩手県立花巻高等女学校卒業。同年教師検定合格、県内の小学校で教諭を務める。教員生活38年の後、1984年退職。1999年、石鳥谷花の会会長(会員85名)。現在、「淵澤能恵を顕彰する会副会長」。朗読ボランティア「香箱の会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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