内容説明
韓国で皇民教育を受け、志願して学徒出陣、B‐29に体当たりした盧龍愚(ノヨンウ=創氏改名・河田清治少尉)の揺れ動く心の軌跡と、日本で生まれ、差別や迫害の中で育った本能的抵抗者・金嬉老の生き方を跡付け、日韓の思い傷痕の本質を直視することで、新しい時代の希望への手がかりを模索する。
目次
1 美しき朝鮮
2 狭間の時代
3 暗黒期
4 終りへの序章
5 学徒出陣
6 陸軍特別操縦学生第一期
著者等紹介
河田宏[カワタヒロシ]
1931年東京生まれ。早稲田大学文学部社会学科中退、以後、日本近現代史、軍事史を中心に著述
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