内容説明
暗闇のとばりの下に眠る王墓に入った時にほんとうにおこったことについて、固く口を閉ざしてきた秘密。その秘密が明かされれば、カーナヴォン卿の名声も地に落ちるばかりか、ハワード・カーターの功績も無に帰すことになっただろう。
目次
葬られた秘密
第1部 ツタンカーメン(王がみまかった;「王家の谷」の謎 ほか)
第2部 呪い(カナーヴォン卿の呪い;死の宣告 ほか)
第3部 モーセ(出エジプトの時代;エジプト人モーセ ほか)
第4部 ヤーウェ(ヤーウェを求めて;月の山 ほか)
第5部 シオンの丘(シオンへの帰還;ダモクレスの剣 ほか)
著者等紹介
コリンズ,アンドルー[コリンズ,アンドルー][Collins,Andrew]
『天使の灰の中から』『アトランティスへの通り道』など、歴史的事実に新たな光をあてる著書を多く発表している。「もう一つの歴史」をテーマとしたイギリス最大の会議を主催
オージルヴィー=ヘラルド,クリス[オージルヴィーヘラルド,クリス][Ogilvie‐Herald,Chris]
著書『ギザ・ピラミッドの真実』では、世界でもっとも有名な遺跡の裏に隠された人、政治、歴史を綿密に調査した内容が高い評価をうけた
伊藤はるみ[イトウハルミ]
1953年、名古屋市生まれ。愛知県立大学外国語学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やきそらまめ
1
5分の3くらいは出エジプト以前のユダヤ民族の出自の追跡に終始。エジプト関連部分は発掘当時の描写と、ある疑惑への推測がメインで、歴史書としての価値はなし。欧米の書籍に時たまある結論ありきで突っ走る、どころか荒唐無稽の気配濃厚な本。詳しい分野じゃないので断言はしないけど。対立論への反証はあるけど肝心の自論の検証はいずこへ? でもなんだかんだ言って面白かった。長年積んだままのヨセフスを読もうかという気になった。2009/08/19
YnariY
0
1922年、“世紀の発見”をとげた ハーワード・カーターとカーナヴォン卿。 この発掘に疑惑があるというのです。 500ページを超える大作ですが、とても面白いので、 サクサク読めると思います。 後半、聖書の話になったところで、かなり難しくなってしまった・・。。 2007/12/27