内容説明
初婚年齢の上昇が言われる一方、愛と未来をかたく信じて結婚する若い男女が増えている。子供はあとまわしにしてそれぞれの自己実現を約束するはずだった結婚は、しかし短期間で破局を迎える―。二〇代で結婚、子供はいない、五年以内に離婚する「スターター・マリッジ」が“離婚先進国”アメリカで急増中!なぜ結婚したのか?どうして離婚したのか?彼らに直接取材して見えてきたものは、保守的でさえあると同時に幼い若者、よき教師になれなかった親たち、ワンクリックで欲望を満たそうとする消費社会…変わりゆく男女関係の現在を「短命結婚」という視点からとらえた初のレポート。
目次
スターター・マリッジのはじまり
結婚を夢見る若者たち
結婚狂騒曲
結婚に求めるもの
スターター・マリッジがつまずくとき
スターター・マリッジが壊れるとき
なぜスターター・マリッジは失敗するのか
二〇代の離婚
スターター・マリッジから学んだこと
結婚の政治学
二一世紀の結婚
著者等紹介
ポール,パメラ[ポール,パメラ][Paul,Pamela]
『アメリカン・デモグラフィクス』誌の記者、編集者。経済、社会、政治、マスメディアの動向分析が専門。『エコノミスト』誌のニューヨーク特派員でもあり、『エル』、『レッドブック』、『タイムアウト・ニューヨーク』各誌にも記事を執筆
黒川由美[クロカワユミ]
津田塾大学英文科卒。イギリス留学後、通訳、映像翻訳業にたずさわる
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