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内容説明
淫靡なるカルテ集。サディズム、マゾヒズム、フェティシズム、精神医学者が遭遇した19世紀色情倒錯者たち、111の症例。
目次
1 サディズム―能動的残虐性と欲動をともなう暴力(患者―走行中の列車の中がお気に入り;メネスクロウ、二十歳―子どもの上腕を持っていた;アルトン、英国人書記―「今日、若い娘を殺した」 ほか)
2 マゾヒズム―残酷さと暴力に受け身で耐えることと性欲の関係(Z氏、二十九歳、技術者―美しい少女に仕える妄想;男、四十五歳くらい―束縛され放置される男;X、二十六歳、技師―「御主人様は私にきわめて卑しい仕事を命じます」 ほか)
3 フェティシズム―性愛が女性の身体の一部、あるいは女性が身につけている物の観念と結びつくこと(X、三十四歳、小学校教師―鼻を女性器のかわりにした;P・L、二十八歳、商人―ただ手の美しい形のみに魅力を感じる;B―美しい手が指輪で飾られていると欲望が高まる ほか)
著者等紹介
クラフト=エビング,リヒャルト・フォン[フォンクラフトエビング,リヒャルトフォン][Krafft‐Ebing,Richard von]
1840年ドイツ生まれ。普仏戦争には医師として従軍した。1872年、精神医学の教授としてストラスブールに招聘される。以後、国立精神病院の院長など要職を歴任。1902年に亡くなる直前まで、ウィーン大学の精神医学科の主任教授を務めた。梅毒、催眠、癲癇研究や犯罪精神病理学の先駆者である
柳下毅一郎[ヤナシタキイチロウ]
1963年生まれ。東京大学工学部卒、特殊翻訳家。ハリウッド・ゴシップと欧米の実録犯罪に詳しい
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感想・レビュー
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たまきら
NICK
k
喜怒哀楽
る-さん